2007/4/9
「BBBLIVE AT BNT」
昨日の日曜日、THE BLUES BROTHERS BANDのライブを観に行ってまいりました。
場所はオラみてぇな田舎モンにはなかなか怖くて近づけない南青山なんちゅうオサレなとこにあるブルーノート東京。
しかし今回は、ご機嫌なSOUL BROTHERたちに会うために勇気を出して馳せ参じてきましたぞ。

開演5時間前に並んで取った24番の整理番号順に入場して案内された席は、下段のステージやや上手の通路側の席。
最前列とはいかなかったものの、まあステージ全体も見渡せるし良いんじゃね、ぐらいの軽い気持ちで座って開演を待つことに。
しか〜し、その後この席が思いもやらぬ展開を招くことになるとは知る由もなかったのだ。
続く。
今は昔、実はオイラ高校時代にRCサクセションにハマりまして、彼らのルーツを遡ると必然的にリズム&ブルース、とりわけこのTHE BLUES BROTHERS BANDに代表されるようなサウンドに辿り着く訳でございます。
その中でも特に今回目の前にいるギターのスティーブ・クロッパー氏は、あのオーティス・レディング等と共に数々の名曲と名演を残してきた偉大なる伝説なお方であり、まさにオレにとっても「神」な訳ですよ。
オレ自身、過去何度かクロッパー氏のライブを見に行ったことがあるのですが、いずれもデカイ会場での豆粒クロッパーさんでしたから、今回はどんな風にあのフレーズを弾くのかじっくり観察できるぐらいの距離でワクワクでした。
そうこうしているうちに客電が消えてショーの始まりとなったのですが、
なんと座った席の脇の通路が楽屋とステージとの「花道」になってるではあ〜りませんか!
メンバー達が続々とオレの目の前を通ってステージに登場して行きます。
そしてショーはあのブッカーT&MG'sの名曲Green Onionsでスタート。
次々と映画でお馴染みのご機嫌なナンバーが演奏され、気分はシカゴかメンフィスか。
本編ラストのサム&デイブのSoul Manが終了すると、メンバーが楽屋へと帰る「花道」は通路両脇のお客達とのハイタッチ&握手の嵐々。
もちろんオレもお目当のクロッパー氏めがけて行っちゃいましたよ。
目の前に来る前からすでに「スティーブ!スティーブ!」の絶叫ですよ。
偉大な伝説のお方に呼び捨てですよ。
で、いよいよクロッパー氏がオレの目の前に!
熱いハグをしオレは流暢なテネシー訛りのイングリッシュで「あなたの大ファンです!」
「今日のショーは最高でした!」
「あなたがいなかったらこうして今ギターを弾いていることもなかったでしょう!」
「これからもグッドなギターサウンドを聴かせてください!」なんて言うはずでしたが、
乏しい語学力と興奮してテンパった精神状態ではいかんともしがたく、その場で言葉なんかな〜んも出やしねぇの。
情けねぇたらありゃしねぇっす。
しか〜し、偉大なる伝説なお方はここからが違う。
クロッパー氏はわざわざオレの目の前で歩く足をとめて、
「君の言いたいことはわかった。これからも君のためにもがんばるよ!」とアイコンタクトで言ってくれたんだよぅ。
何と言う至福のとき。幸福の極み。
思い込み?違う違〜う! 彼は絶対オレの目を見てそう言ったのさ。
まあ、オレも最後はしっかりと握手して肩を叩いて彼を称えてやりましたよ。はっはっはっ!
その後のアンコールの花道もメンバーたちとのハイタッチ&握手の連続。
大満足して南青山の夜を満喫して帰路に着きましたとさ。

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