台湾の李登輝元総統が米国を訪問しています.おまけに政治的な発言を盛んにしているようです.そしてラムズフェルド国務長官が中国を訪問しています.ちょうど,日本に元総統が来ているとしたら,大野防衛庁長官が訪中していることになります.
これってすごく違和感があります.李元総統が日本にビザを申請するたびに中国は声高に中止を要求してきます.米国に対しては中止要請しないのでしょうか.語るに落ちたとはこのことでしょう.全くの二枚舌ですね.ダブルスタンダードといった方が聞こえがいいのでしょうか.
中華思想というものの本質がどこにあるのかは分りませんが,強いものには巻かれて弱いものには(日本が弱いとも思えませんが)強く出る.そんなことが見えてしまいます.
ということで,対中外交を強気に進めている首相が,その辺りを見越しているとしたら,すごいですね.外務省の弱腰外交には辟易している自分は,靖国に行かずに,中国や韓国に対して,こちらの正当性を主張することがベストであると思っていましたが,相手の国情を鑑みるとそうでもなくて,首相のように我を通した方がいい時もあるのですね.
おまけに,国連で韓国の拉致被害者救済の決議が成される模様で,そうなると韓国の立場も逆に追い込まれて,6ヶ国協議では日本が一番正当な意見を述べていることになります.こんな展開になるとは,首相の運命のめぐり合わせは,衆院選の大勝から最高潮になっているようです.
というわけで,靖国に祀られているおじさんの所に,お参りに行きたいと思うこのごろです.

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