たしかに被害者のつらさは私たちには分からないでしょう。しかし、拉致され死ぬような目に遭わされた人は他にもいるのをご存じでしょうか。朝鮮半島の100万人以上の人が、日本人に拉致され、だまされて、日本、満州などへ連行され、死ぬまで働かされたことを。
横田さんたちの最初は被害者の素朴な訴えは、本当に同情をそそりました。しかし、最近の言動は北朝鮮と戦争状態を解消し国交を回復することが嫌な人たちの扇動に乗っているとしか思えません。madokaさんの日記にも日の丸にお辞儀をする(させられる)被害者のことがありましたが、それが本質なのです。右翼ナショナリズムにそそのかされているのです。韓国の被害者の家族が今度北朝鮮に会いに行くことができるようになったのです。横田さんも素直に会いに行くべきです。北朝鮮の謀略だなんていうのは、阿倍晋三などのネオコンの言うことです。
もちろん拉致をした北朝鮮のやり方は批判されるべきですが、もともとここまで被害者家族を利用して国交回復を妨げているのは、これらネオコンのせいです。経済制裁なんかもってのほか。経済制裁して被害者が帰ってくると思いますか?決して返さないでしょう。もともと、拉致は知らぬ存ぜぬと言っていた北朝鮮が、小泉訪朝=国交回復への期待を込めて拉致を認め、謝ったのです。そして被害者の一部を日本に帰したのです。そのときに、北朝鮮の態度を寛容に認めておけば、もうすでに被害者は日本に帰れ、問題は解決していたでしょう。
何百万という中国人が日本に殺されたことでも、中国は戦犯を死刑にせず、収容所で温かくもてなし、本人たちが自分で罪を認めるまで辛抱強く待ち、罪を認めた人たちは処刑しないで日本へ帰してくれました。極東裁判でBC級戦犯でも死刑にしたアメリカなどとは違っていました。韓国も、敗戦国日本に戦時賠償を請求しませんでした。日本も北朝鮮にそうすべきだったのです。どうして日本はこのような事大野郎になってしまったのでしょうか。
あまりに情緒的な日記とコメントに、ちょっと違うよ。テレビやネオコンなどの言うことを信じていると大変なことになるよ、言いたくて長々と書いてしまいました。ごめんなさい。昔、私のブログにもこの事を書きました。閑な時に読んでください。
http://blog.goo.ne.jp/atom_2004/ の2005年11月5日です。