場所:大阪市立総合生涯学習センター第3研修室皆さん一 昨日は ご多忙のところ お集まりくださり ありがとうございました 。黒田先生 、スタッフの皆様、いつも 準備、進行、撮影ありがとうございます。 『宇宙論』から 『時事問題』まで 好き放題 お話する 私に付き合ってくださる 皆様に 心から 感謝です。 次回も 何卒よろしくお願い申し上げます。会の半分以上過ぎてからとか、1次会に間に合わず、わざわざ2次会に駆けつけてくださった方もおられて、恐縮です。ここ2回は、演題:『情況と本質』だけで、中身も予告していないのに、30名に及ぶ方々のご参集を得た事に深く感謝しています。今回は「宇宙論」を最初に興が乗ってやりすぎましたが、書籍の説明も全部できて、時間内に何とか終わる事ができて良かったです。

黒田裕樹先生撮影 (写真の書籍は全部以下のレジュメで紹介されています。)
第28回「南木倶楽部全国勉強会」(第113回大阪読書研究会)レジュメ 南木隆治 平成29年6月24日(土)
(はじめに)
@ 皆様へ。いつも「南木倶楽部」の諸活動にご協力賜り、感謝。
A 門脇朝秀先生。三宅博先生。椿原泰夫先生。御3人の御霊に黙祷。(大阪、関西を纏める「関西保守系団体連絡会」が必要。費用は集めない。政府への陳情や、署名活動を関西で纏める)
B 「水母・海月・くらげ」眺めているだけで癒される多くの人が言う。何故か。くらげの魂はどんな魂か? 人間とくらげは何処が違うか。くらげは「水の外」を知らない。水の上の空間も、海底の地層も知らない。くらげは「環境」から出られない。人間なら、自分の「環境」の外を意識せねばならない。さて、人間の意識は「無限大」と、「無限小」の中間というこの「環境」から外に出られるか。
C 現下の情勢。「加計学園問題」が白日の下に晒した、最大の問題は、「官僚機構の壊滅的堕落」だ。「公文書」はいかに在るべきか。決定のプロセスが辿れない官僚機構とは何か。「面従腹背」でもよいが、決定のプロセスにこれでは誰も責任を取れない。「正規の公文書」以外に「文書」が存在して、それで役所の意思が決定されていると「事務次官」が証言したのだから、わが国の官僚機構はこの「前川某」によって完全に終了した。我が国は直ちにアメリカのように政府が変われば役所の課長まで全て総換えできるシステムに変えるべし。そのための立法を考えるべき。今回の件で、この事が分かった事が最大の成果だった。そもそも、我が国の官僚制度や、裁判の制度は、民選議員より先に成立している。官僚は「天皇の官吏」だった。今は公務労組の影響を強く受けているくせに、官僚は自身を「議員」より偉いと勘違いしている。
1 国内情勢。天皇陛下のご「譲位」に関する法律(「退位」という不適切な言葉を使った)の付帯決議に「女性宮家」の文言が入ったことについて。「付帯決議」とは、あるいは議会の「決議」とは、そもそも何か。
2 トランプ大統領は、なんと地球温暖化阻止に向けた「パリ協定」離脱を表明。その理由を良く注視しておくべき。トランプ大統領の政策の「底」はマスコミ報道のような「単純」ではない。「ラストベルト」の有権者との約束がある。などと言っているが、「アホ」と思ってはいけない。CO2による地球温暖化は、もともと民主党のイデオロギーで、「アル・ゴア」が強く主張していたこと。そしてそのビジネス化こそが目的だった可能性が高い。太陽活動の異様な低下が始まっており、小氷期に向っている可能性も高い。そもそもこの1万年。地球の温度は安定すぎている。何故かも非常に興味深いことである。
3 フィリッピン「ミンダナオ島」マラウィ市で、ISIS(IS)によるテロと、政府軍との内戦が既に起こっている。戒厳令が敷かれている。日本のマスコミは全く報道していない。アジアの今後の運命は、半島情勢だけでなく、フィリッピン情勢も極めて重要。ドゥテルテ大統領は重要なキーマン。フィリッピンがISがらみで定着すると、国際政治の主要舞台になる可能性もあり。「テロ等準備罪」「共謀罪」成立反対を言っている場合か。
4 半島情勢。戦争は1年間の猶予期間ができた。米空母2隻が日本海に入ったのは初めて。1年後、再度空母2が日本海に入る。今度はタダではすまない。決着に向かう事になる。半島は「統一」に向かう。益々北朝鮮による「統一」の可能性が高まっている。韓国は本当なら絶好のチャンスで勝てたのに、「文大統領」などを選んでしまい、オウンゴールを目指して突き進んでいる。
これからしばらくの間、日米中露による高度な「政治」の舞台が続く。実態や、詳細は、ほとんど国民に分からない中で進む。「どっちを残すんだ?・やはりこのまま分断させておくのか?・核は?」
安倍内閣の安定と、現在の軍事的プレゼンス強化路線を何処まで続けるかでほとんど決まる。本当のことを言って、「半島情勢」を決める権限は潜在的に我が国に属する。しかしそれを言う必要は無い。半島、南洋諸島、フィリッピン、台湾は、潜在的に我が国の「属領」であるという主張を我が国がしても誰も本当は驚かない。心のどこかに、それらは単なる「外国」ではなく我が国が「統治」しないと、結局我が国に災いが及ぶ地域なのでは無いかという「意識」を持続する事は重要。しかし、自分からそれを言う必要は金輪際無い。誰も「火の粉」を被りたくないし、難民を受けいれたくない。
5 「慰安婦像」問題はもう放置すればよい。韓国は自滅して、このままでは消滅する。アメリカ人は、このままではもうすぐ韓国から引き上げ始める。韓国はよくよく気をつけないと、ある日を境に「シリア」のようになる可能性がある。韓国のイスラム教徒は10年で30パーセント増えている。はじめからキリスト教徒が非常に多い。対立を生み出せる素地がある。フィリッピンにISが拠点を築けば、ISは日本を跳び越して、韓国に向うだろう。トランプ大統領は頑張っているが、世界中に常に紛争がある方が良い勢力の力は尚強い。一見「平和」を目指すようで、実は「紛争」を持ち込むことを目的としている勢力に注意。我が国の左翼はほとんどこれ。
6 さて、ソ連がなくなって、日本の経済的没落が始まった。韓国滅亡は、我が国にとって有利か、不利か。あるいは北朝鮮滅亡は、我が国にとって有利か、不利か。結論を言えば、我が国の「軍事力」が弱ければ、どちらも「不利」、軍事的プレゼンスが高まればどっちに転んでも「有利」。半島統一後は、我が国の軍事的プレゼンスが圧倒的でなければ、我が国は没落する。( 古代の戦争 「白村江の戦い」後の「新羅」を忘れるべきでない。)
チャイナと張り合える軍事力を常に持たねばならない。
7 今後、10年間の我が国の命運を決するのは、我が国の軍事的プレゼンスである。その次の時代は我が国のロボット生産能力である。トヨタも、本田も、日立も、三菱も、その他多くの生産設備が「高度な人型ロボット」を生産するようになる。それと共に我が国の人口は増え始める。豊かになるからだ。ロボットが、自身の主人となる人間を求め始める。その時代は目前に迫っている。そして我が国の『黄金時代が来る』。遠い将来,人間とロボットは合体する。これを自然に行えるのは我が国だけだろう。
尚、兵器はレールガンの時代に入ると様変わりする。その次はレーザー砲の時代になる。ミサイルは意味がなくなる。それももうすぐ30年後だ。丁度、シンギュラリティポイント通過の頃になる。
8 憲法改正について。安倍首相の「クセ玉」(第9条2項を残して、三項に自衛隊を明記する)は、まとまるとは思えない。憲法9条は第2項のみ廃棄すればそれで我が国は、軍事に関しては「普通の国」になれる。これが最も重要な点。この戦略にはもう一つ重要な狙いがある。
現憲法無効論と、改正論が保守の中にあり、見解の相違は対立に至る。その両方が一致できるのは、部分的廃棄である。憲法9条第二項の廃棄を「憲法改正」のテーマにして、「現憲法無効論」が生き残る余地を残しておくべき。いずれ我が国は「不文憲法」の国に戻る。
9 田母神さんのこと。空軍大将の扱いがこれでは国家の恥。復権は当然。東京は纏まらないので、関西で纏まる事の重要性。
10 『フジ住宅』が訴えられている裁判。傍聴券獲得協力依頼。大阪地裁堺支部6月29日(木)14時30分より口頭弁論。14時頃集合。傍聴券抽選。
11 唯物論と、観念論について。「イデアの世界」がある可能性が、理論物理学、宇宙物理学からも提唱されている。「ホログラフィック宇宙論」。量子スーパーコンピューターの中で、知的生命体が多数生息する大宇宙を「創造」する事について。
重要書籍等紹介
@逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)2005/9 渡辺 京二
A「知の湧水」(WAC)「日本がつくる新たな世界秩序」(徳間書店)渡部昇一
B「通州の奇跡」(自由社) 皿木喜久
C「今や世界5位 移民受け入れ大国 日本の末路」(徳間書店)三橋貴明
D「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」(講談社)ケント・ギルバート
E「隠れていた宇宙(上下)」(早川書房)ブライアン・グリーン
F「戦争にチャンスを与えよ」(文春新書)エドワード・ルトワック
G「父の謝罪碑を撤去します(産経新聞出版)大高未貴
H「地球はもう温暖化していない」(平凡社新書)深井有
I「真実の世界史講義」(PHP)倉山満
J「古事記と日本国の世界的使命(光明思想社)谷口雅春
(その他)ホームページ『南木の資料室』、『南木の資料室別館』等を参照してください。
以上