本日のレジュメです。
第24回「南木倶楽部全国勉強会」(第109回大阪読書研究会)レジュメ 南木隆治 平成28年10月22日(土)
(はじめに)
@ 椿原泰夫先生のご冥福を祈り、黙祷。稲田防衛大臣を応援し続けること。
A 天皇陛下の「生前退位」というマスコミの誤った言葉遣いについて。なぜ「譲位」と言わないのか。
B 沖縄に応援に行った大阪府警の警察官「土人」発言への、松井知事の姿勢は正しい。
C 10月の私の誕生日を祝ってくださって有り難うございました。
1 ドゥテルテ大統領(ミンダナオ島出身)、トランプ大統領候補への基本的理解と、我が国の防衛。
チャイナもまた情況を最大限利用する。伊勢志摩サミット後の安倍首相は何も困らない。
2 『天皇陛下のお言葉』、ご譲位について。ご発言をNHKや、朝日新聞も「憲法違反だ」と騒ぐことはなかった。それで既に現憲法は我が国の慣習法(国体)以下の存在である事が自明になった。それと、その裏には、彼らのある種の「妄想」があって、天皇のお言葉への異議申し立ては彼らの内部で消えた。(「女系天皇」への道という妄想)
3 「日教組」委員長の恥ずかしい実態と、左翼の「心理的崩壊」「ご時世ですよ」という言葉。
わがくにの「左翼」は心理的にはもう完全に崩壊している。しかし、「戦後世界秩序」はそのままである。その代表が「国際連合=連合国」(ユナイテッド ネーションズ)
4 前回に引き続き、「EU」消滅の可能性。「アメリカ合衆国」の消滅の可能性。「チャイナ共産党」消滅の可能性。「元」のSDR入りと予想される大混乱。これらはすべて大きなリスクである。
経済や、金融の世界で、よく使われる「リスクオン・リスクオフ」という言葉を少し広い意味で使って考えてみる。
誰もまだ知らない事は「リスク」とは意識できないが、知っている人が居ても、それを報道しなければ、「リスクオン」にも、「リスクオフ」にもなりようがない。日本人は「清き明き心」が好きなので、「リスクゼロ」を無意識で渇望する。けれど実際の経済界、金融界は「リスク」があるからこそ成り立っており、あらゆる相場は、ある事についての「リスク」が完全に消えたときがその商品の最後の高値の瞬間で、その後は、その件については終わったことで、もはや「暴落」の材料でしかない。
これがこの世の仕組みなので、多少のリスクはあった方が良いのが資本主義の根本である。(「エンタープライズ」に価値あり)逆に、そういうわけで
「破壊的なリスクの存在は知らせたくない」
という力が常に、広く働く。「拉致問題」、「チャイナの核の脅威」、「自虐史観の超克」、「議員の国籍問題」、なぜ対応が遅いか。「知らん振りをしたがる世界」が存在する。それはまだ「市場」に入っていないリスクだからだ。(「「ブラックスワン」となる可能性アリ」)
逆に、一旦市場にそれが入れば「危ないからこそ行く」というリスクオンの態勢も選べる事になる。
「戦後国際秩序」が根本から変わる「リスク」を人々に意識させたくないという力と、させたい力が全世界的にある。
個人は色々なリスクが自覚される中で、毎日当たり前のように生活している。国家も同じである。現在は「戦後国際秩序」崩壊期であり、ダイナミックな「リスクオン」の状態に入りつつある。
我が国そのものが「戦後国際秩序」の最後の砦のようなものである。結局のところ、この砦も、世界情勢の大変化という「外圧」で変わってゆくという事になりそうだ。戦後左翼はパヨクとなり、もはや,終わりつつある。
(中休みの後)井上哲夫氏【芦屋市国際交流協会・理事】による最新パリ情況報告。画像多数あり。
5 チャイナ情勢。半島情勢。
チャイナは政府が率先して不動産バブルを作り出している。これを止める気がない。やめたら即死するから。
北京の不動産価格はいまも上がり続けている。(地方都市の不動産バブルは崩壊したが)。チャイナに田中角栄は居ない。チャイナ「元」はSDR構成通貨になったが、通貨の完全自由化などできるわけがない。
二度の大戦を通じて構築された国際秩序(アングロサクソンが広めた)に、「中華帝国」華夷秩序で本気で兆戦するつもりである。法の支配ではなく、チャイナ皇帝の支配を目指している。
我が国の人類全体に対する責任は重大だ。最後の砦は我が国である。
チャイナは宇宙開発も独自に、孤立してやっている。先日の宇宙船打ち上げ成功で、習近平は延命した。
ロシアとアメリカが最終的に戦争を始めるほどの敵対関係になる事は不可能である。国際宇宙ステーションに人間を運べるのは現在、ロシアの「ソユーズ」のみ。この状態では、米露軍事対立は不可能。
6 安倍首相は本当に良く頑張って、かろうじてチャイナを封じ込めている。更に封じ込めてゆかねばならない。
7 人類史における特別の地位と、資格。我が国とは一体何なのか。不文憲法の国。目先の多少の経済的な停滞、人口の減少など何の関係もない。我が国全体がいずれ世界の首都になる。
8 黒田裕樹の歴史講座の新しい展開。『百万人の歴史講座』
9 『生長幼稚園物語』羽田雅子。第2刷、増刷になった。おめでとうございます。「キリスト教徒二千年の闇がパッと消える」
10 (誤植により削除)
11 宇宙の仕組みと、人間の本質、認識の限界、神仏のおわすところ、について。
12 ある文明の衰退「アラビアンナイト」(千一夜物語)と現在のバクダードを比較すると、気が遠くなるほどの落差を感じる。我が国もよくよく気をつけなければならない。
重要書籍紹介(羽田さんの本、村山さんの本を除いて、今回も全て新規に、南木が強く推薦する本ばかりです。)
本日展示はこれ以外の、前回までに紹介した本もあります。
@『生長幼稚園物語』羽田雅子(京都光栄出版社)
A『宇宙は本当に一つなのか』村山 斉(ブルーバックス)
B『いまなお蔓延るWGIPの嘘』 関野通夫 (自由社ブックレット)(「日本人を狂わせた洗脳工作」の続編)
C『田中角栄』早野透 (中公新書)
D『世界が称賛する国際派日本人』伊勢雅臣(育鵬社)
E『グローバリズム以後』エマニュエル・トッド(朝日新書)
F『暴走する中国が世界を終わらせる』宮崎正弘×福島香織(ビジネス社)
G『悪魔を出し抜け』ナポレオン・ヒル(きこ書房)
H『この素晴らしき気の世界』清水義久(風雲社)(以上)
以下、本日展示する可能性のある本。
『決定版 日本人論』渡部昇一(扶桑社新書) 『かくて歴史は始まる』渡部昇一(クレスト社)24年前の本
『人類を超えるAIは日本から生まれる』松田卓也(廣済堂)
「国難の正体」馬渕睦夫(ビジネス社)「中東複合危機から第三次世界大戦へ」(山内昌之) PHP新書
「逝きし世の面影」渡辺京二 (平凡社) 日本人に「憲法」は要らない』西村幸祐(KKベストセラーズ)
「世界戦争を仕掛ける市場の正体」(宮崎正弘・馬渕睦夫) ビジネス社
「日米戦争を越したのは誰か」ルーズベルトの罪状。(勉誠出版) 週刊新潮10月27日号
黒田 裕樹先生からのご案内
本日 18:00 - 20:45
大阪市立総合生涯学習センター
今回も、主宰者である南木隆治(みなき・たかはる)先生に思う存分語っていただきます。ぜひとも多くの皆様のご参加をお願い申し上げます。当日の飛び入り参加も可能です。
なお、Facebookのイベントの仕様上、私(黒田裕樹)が共同主宰者となっておりますが、黒田裕樹は当日(22日)仙台へ出かけるため、勉強会並びに懇親会には参加いたしません。以上の点、お含み置きください。
第24回「南木倶楽部全国勉強会」
(第109回大阪読書研究会)
講師:南木隆治先生
演題:情況と本質
日時:平成28年10月22日(土)午後6時より
場所:大阪市立総合生涯学習センター 第3研修室
http://osakademanabu.com/umeda/
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第二ビル5階
TEL:06-6345-5000 FAX:06-6345-5019
資料代:金1,000円
※勉強会終了後、近隣の居酒屋で懇親会を行います(費用金3,500円程度)。