南木は日本国の名誉にかけて、このような人質事件でヨルダン政府と、ヨルダン国民に迷惑をかけるべきではないと思います。
ヨルダンから、抱き合わせで釈放をお願いしたいとこちらへ依頼してきたのならいざ知らず、そうでないなら、このようなヨルダンを巻き込んでの交渉はするべきではないと思います。
後藤さんの名誉の為にもそう思うのです。
「イスラム国」は後藤さんを生きて返せば「誘拐保険」によって5億円の身代金を手にできるなら、必ずそれが欲しいはず。
後藤さんはその「自分の金」で、自力で帰ってくれば彼自身の名誉も保たれ、ジャーナリストとしても、今後も尊敬されるでしょう。
それまで頑張って自力で「イスラム国」と交渉しているときに、自分によって、ヨルダンや、ヨルダン国民、日本と日本国民にも大きな迷惑をかけるという事が分かったら、それがきっかけで彼が自決という決意を固める可能性もあると私は思います。
彼が「人命は地球よりも重い」というような柔な精神の持ち主だったとは私はまったく思いません。そんな人は誰もあのような土地に何度も行けないでしょう。
彼は生死がかかる危険を自覚したからこそ、高い「誘拐保険」料金を支払って「イスラム国」に入りました。
彼の名誉は、彼がこの保険金で、自力で帰って来ることで得られます。
http://star.ap.teacup.com/minaki/184.html
「自己責任」とは後藤さんが「保険」(「誘拐保険」)で自力で帰ってくることだ。
南木です。
後藤さんがかけていたとされる「誘拐保険」についての報道がここ数日ありませんね。
私は、この保険で、後藤さんは自力で帰ってくるのではないかと思っていましたが、この保険に入っているという情報も間違いだったのでしょうか。
それともイスラム国は5億円くらいどうでも良くて、200億円でなければ人実交換の方が良いということなのでしょうか。
我が国はヨルダンに借りを作るのではなく、まず彼が自力で保険で帰って来れないのかどうか、どこまで確かめたのでしょうか。
我が国はヨルダンに借りを作らなくても、彼が保険をかけていたなら、彼は自力で帰ってくるのではないか、少なくとも彼はそう考えて「イスラム国」に入ったのだと思います。
それで彼は「自己責任」と言っていたのではないか。
ヨルダン政府に、ヨルダンの捕虜とセットで、彼を取り戻すように依頼するようなことは後藤さんの名誉のためには「要らぬお世話」なのではないのではないかと私は思います。
彼は、自力で帰れなかったら死を覚悟して入ったのではないか。
こういう場合、昔の立派な日本人は皆自決しました。
国に迷惑はかけられない、自分の為に他の誰かが犠牲になってはならない。
ここにいたって、自分の為に祖国がヨルダンに大きな借りを作る事になってはてはいけない。
帰って生きても生き恥をさらすだけだ。
そういう風に昔の人なら考えたと思うわけです。
捕虜を扱う側も、日本人はすぐに自決してしまうから、自決できないように必死で見張りをしなければならなかったはず。
現在の状況下でこういった意見は一切マスコミには出ませんが、そもそも「自己責任」と言って「イスラム国」にはいられた以上、どう自己責任を取るのか、彼は、彼の考えがあったはず、きっと保険で帰る事ができると考えていたに違いないと私は思っています。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/156638
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