「Hero's スミルノヴァス v.s. 桜庭和志」
武術・格闘技
亀田興毅の世界戦は見てなかった、オレです。
今まで、
かませ犬ばかりでやってきて、そんなレベルじゃないと思ったんで、世界戦をやるとは知りませんでした。
んで、終ってみたら、相当しょっぱかったらしく、いまいちどう取り扱ったら良いか悩んでいたら、
立川談志が八百長だって教えてくれたのでスッキリしました(w
今日は、それじゃなくて、桜庭和志移籍後の第1戦「
Hero's ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント準々決勝戦 スミルノヴァス v.s. 桜庭和志」のお話です。
亀田の世界戦の後だっただけに、これも八百長に見えなくもないです。
八百長じゃないとして話を続けます。
観ていただければ分かるのですが、スミルノヴァスの右パンチで、一度、桜庭がノックダウンされています。
本来ならば、レフリーはここで試合を止めるべきなのですが、桜庭が場外にまで頭を出して意識を失っているのに、試合は続行されました。
ケスタティス・スミルノヴァスのコメント
「勝つはずだった。レフェリーストップが必要だった。ただ、(1R)5分の練習しかしてこなかった。それが不満。5分の準備しかしていないのが悔しい。(1Rが10分と聞いたのは?)昨日のルールミーティングのときだ。(レフェリーが止めてもよかった?)規則によるとストップしているはず。意識を失っていたから。そのときは攻撃をストップしたが、止めなかったら、サクラバは回復した。(意識がないと思ったのは?)ロープ際で倒れているとき。レフェリーストップをすると思い、おかしいと感じた。そのときから、サクラバとレフェリーとの闘いが始まった」
ルールを理解していなかったという話はどうでも良いのですが、ここの話のポイントは、1Rは5分までしか戦えないスミルノヴァスの戦略性のなさに敗因があるかと思います。
桜庭がノックダウンされて(記録上はノックダウンではないが)倒れたとき、スミルノヴァスは攻めあぐねていました。
教科書どおりならば、倒れた桜庭をまずはマウントポジションで押さえて、そこでパンチを放つべきだったのですが、スミルノヴァスは押さえ込みなしでパンチングしています。
このパンチが休み休みとなってしまい、桜庭に回復する時間を与えてしまいました。
一気にK.O.までもっていく流れ(連続技)が必要でしたが、スミルノヴァスは勝負に出る技を持ち合わせていなかったようです。
この回復の時間を与えてしまったことが敗因で、その時間を埋められなかったのは彼のグラウンド技の乏しさだと考えます。
例え打撃の選手だろうと、グラウンドでのポジショニングの確保は必要で、サブミッションほどのテクニックは必要なくとも、グラウンドでマウントポジションを取りにいくための最低限のテクニックを身に付けるべきでした。
オレ自身は中国武術を習っているので、グラウンド技を知らないのですが、多少は練習しておいたほうがよいのかなと思った次第です。

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