香りについて(その2)

2006/1/6 | 投稿者: マルセタロー

香りについての続きです。

昨年の5月、タロット大学で主催されたミニアロマ講座を受講したときに、初めて色々な種類のエッセンシャルオイルを嗅ぎましたが、そのときの感覚は「この香りって、なんか脳幹を直撃されるような感覚だなぁ」というものでした。今回調べてみると、それは結構当たっていたようで、嗅覚は他の感覚とはちょっと違う情報伝達の径路をたどるようです。

簡単に書きますと、嗅覚以外の全ての感覚の神経は、視床という部分で必ずシナプス(神経の突起)を交換します。ここから大脳の視覚野、聴覚野、体性感覚野に情報が送られます。そしてこれらの感覚野から今度は辺縁系などに情報が送られ、感情が想起される仕組になっているそうです。つまり、見たものや触れたものが、何であるかをまず理解してから、感情が想起されるという訳です。

ところが嗅覚だけは別のようで、匂いは鼻腔の上方の粘膜に存在する嗅神経の細胞にある受容体で感知された後、その神経のシナプスは嗅球と呼ばれる器官とシナプスをつくり、さらに扁桃や海馬にシナプスを送る仕組になっています。扁桃や海馬は感情の記憶中枢であり、感情を揺さぶることになります。つまり匂いは、理性が働く前に感情を刺激するという訳です。

私がエッセンシャルオイルを初めて嗅いだときに感じた「なんか脳幹を直撃されるような感覚」は当たらずといえども、遠からずだったようです。



コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ