バンコクに住んで日常、目にしたり体験したこの国の音楽事情/情報の覚え書きです。
ルークトゥンからT-Popsまで幅広く。
但し、守備範囲は私個人の好みに合わせますので、アシカラズ。
2005/6/21
ルークトゥンの女王、プムプアン・ドゥアンチャンがこの世を去って、13年が過ぎたそうです。命日は6月10日(2535/1992)。昨晩(20日)、夜のTV番組で、彼女の残した一人息子とその父親(2番目の旦那さん)が出演していて母を語る的なのをやっていて、思わずTVに釘ずけに。。その息子も18歳になっており、立派に成長していました。さすがにプムプアンの息子です、歌も少し披露しましたが、なかなか歌えます。お顔も整っているので、いつかデビューなんていう風になって行くかも知れません。
この番組内で一番興奮したのが、生前TV出演した時のインタビューが残っていて、話すプムプアンというの初めて見ることが出来たことです。人って、話している時にその人柄が出るものです。なんと表現すれば良いんでしょう。。。素敵な人でした。息子も『これは初めてです。』と言って興味ありげに見入ってました。
勿論、歌うシーンもちゃんと放送され、亡くなるどの位前のものかは、知れませんが、とても元気ハツラツな彼女の姿を見る事が出来ました。VCDカラオケで見ているので、歌い踊る姿は初めてでは無いですけど、このシーンは初めてのものです。いつも思うのですが、ダンス・ナンバーでの彼女のダンスは、実にダンスの何たるかを知っているグルーブを魅せます。これは特筆すべき点です。
貧しい農家の娘として生まれた彼女ですが、ルークトゥンの女王としてその名を馳せ、更にエンターテイナーとしての姿を完成させんとしていた矢先の死だった訳で、この時、この国は掛買いの無いひとりの偉大なナックローング(歌手)を失ってしまったのです。プムプアンの死によって空いてしまった穴を誰も完全に埋めれないままで、時代は物凄いスピードで進んで来てしまっています。
訂正:命日は6月13日。出生地はスパンブリー。

0
コメントは新しいものから表示されます。
コメント本文中とURL欄にURLを記入すると、自動的にリンクされます。