地元紙の朝刊に、
小中高生の意識調査についての記事が載っていた。
『死んだ人が生き返ることがある』と考える子供が5人に1人いることがわかったらしい。
「人が死んだらどうなると思うか」という問いに対し、
「生き返る」と答えたのが9.2%「生き返ることもある」と答えたのが12.7%であわせると21.9%。「生き返らない」「分からない」が共に3割強だったそうである。
そう思う理由を尋ねたところ、
■「生き返る」と答えた子は
「なんとなく」が53.0%で「見たことがある」11.3%「教えてもらった」17.8%。
■「生き返らない」と答えたこの理由も「なんとなく」が59.3%だったそうである。
『死』を正しく認識しているのは3割にとどまり、調査をした小児神経科医の中村博志日本女子大教授は
『「うまれかわり」との混同が含まれるにしても多すぎる。死の認識の低さが最近の子どもによる事件や問題行動につなかっているのではないか』という分析をしているとの事でした。
ゲームのバーチャル空間でのリセット可能な体験とか、テレビやドラマなどで「死」が安易にとりあげられていて、かつ死んだはずの人が別のドラマで活躍していたりとかするのを目にしすぎるのか?核家族化で身近に「死」というものがなさ過ぎるのか・・・
かく言う私も本当に身近なところ(家族の中で)で「死」というものに接していないのだが・・・でも、『死』は正しく認識しているつもりである。それは、どうやって身についたものなんだろうか?
昔は自然に理解できていたことがそう出来ない環境になったのか、人間(資質)になったのか?どっちなんだろうか?

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