にいちゃんは、15歳。まだ、言葉はありません。
日常生活においても、いろいろな支援が必要です。
例えば、清潔を優先とする入浴だと全介助になります。おトイレも大きいほうの後始末はしてやらねばなりません。食事も箸を使えないので少し介助がひつようです。外出なども一人でしたことはありません。
そんな にいちゃんですが、少し前から大きいほうをする時は、恥ずかしくなってきたのか?トイレのドアをしっかり閉めてするようになりました。おしっこだと完全に締め切らないで入って出てくるのですが・・・。
終わったかな?って思う頃にドアを開けて「おわった?」と尋ねてやっていました。終わっていれば手をポンと叩くし、まだの場合は頭をちょっと下げて違うと意思表示。そんなパターンが続いていました。
その後、終わった場合は自分でドアを開けて知らせてくれるようになりました。座った姿勢からドアを開けるには少し距離があるので、どうしても一度立ち上がり1歩移動しないとあけられません。
知らせるために立ったときに汚れる可能性は少なくはありませんでした。でも、家では大丈夫でした。
滅多に家以外で大きいほうをすることはないのですが、高校生になってから一度学校でもよおし、トイレに入ったのですが先生に気づいてもらえずに、呼びに移動しようとしたときにポトンと(ごめんね 汚い話で・・・笑)落っこちてしまったらしく、その直後にトイレに入って遅いな?って思って来てくれた先生が気づいてくれたので被害は最小限で済みましたが、トイレの中に何歩かうっかりズックで踏んでしまってその何歩か分うんちの跡がついてしまうと言うことがありました。
その時にいろいろと家庭ではどうしているかの話をしたときに、この現状を話し、我が家には非常用にブザーがついています。それで知らせてもらう事を考えたこともあるのですが外出先で本当の非常用のボタンを押してしまう可能性も出てくるので、利用しないでいたことも話をしました。
すると、先生の見解で、「外出するときは必ず支援者がつくだろうから家庭のブザーを使ってみるのもいいと思いますよ」ということだったので、早速利用することにしました。
最初はドアを開けて知らせるので、すぐに行ってブザーで押して教えてねと押して見せ、そのうち、外から「ブーって押してね」と声をかけ、根気よくドアが先に空いても、ブザーを押してもらうように教え続けたところ、昨日初めてドアを開けずに最初からブザーでアタシを呼んでくれる事に成功したのでした(*^∇^*)やったねっ!
次も成功するかはわからないけど、とりあえず一回は成功したもんねぇ♪
それを連絡ノートで先生にお伝えしたら、先生も喜んでくださいました。
家のトイレのときだけでなく、応用的に『何かで知らせる』ということにつながって行ったらいいなぁって思っています。

0