最近、というか昨年から、NHKでやってる韓国ドラマにハマってしまいました。
「太王四神記」をたまたま見たら、歴史ファンタジーというところがツボに入って毎週楽しみに見るようになってしまいました。(けっしてヨン様のファンという訳ではない!)というのも、もともと高校の頃から(あれは何年前??)世界史が好きだったのですが、朝鮮半島の古代史というとほとんど知らない。大体中国や日本との絡みでの事件しか習わなかったですものね。そこへ見た「太王四神記」では高句麗だ、百済だと歴史の教科書で見た国が出て来て、しかも好太王がモデルと聞いて興味が湧き、純愛に引き裂かれた姉妹などいろいろ盛りだくさんな内容にハマってしまったのです。
で、今はその後の番組の「ファン・ジニ」にどっぷりハマって、毎週楽しみにして見てます。パパは「ああ、今日はドラマの日なのね」と反応し、ヒロは「韓国ドラマが好きなんて、オバさんになったね」。ほっとけ!
「ファン・ジニ」にハマったのは、やはり歴史で習った両班(ヤンバン/貴族階級)が出て来て(16世紀の朝鮮王国が舞台)、「ああ、こういう身分制の社会だったのか!」と改めて認識したのに感動したから。
それに加えて、華やかだけど賤民扱いの妓生(キーセン/花魁のようなものかな)の主人公の純愛と山あり谷ありのストーリーに引き込まれました。今週もライバルに嵌められてピンチに陥った主人公が、次週どう乗り越えるんだろうかと、とても気になります。
見てると、風俗も分かって楽しい。朝鮮の女の人は片膝を立てた体育座りみたいなのが慣習なんだなあとか、あのサザエさんをボリュームアップした様な髪型はどうなってるんだろうとか‥‥。両班はみんなヒゲ生やして帽子を冠ってるのが、ちょっと不思議な感じ。(日本も侍はちょんまげ結ってたから同じ様なものか)
やっぱ、歴史も教科書で型通りに勉強するより、こういう生きた題材があると興味がより持てるよねえ。そういえば、昔は、フランス革命を勉強するなら「ベルサイユのバラ」(マンガ)を読めとよく言ったもんだったなあ。
中国やイスラム王朝などメジャーな所は髪型や風俗など民族文化も教科書などで取り上げてたりしたけど、朝鮮の民族文化は私は習った記憶もなく、知識の空白になってる。
もし、学生の頃にこういう韓国ドラマがあってハマってたら、卒論は「海のシルクロード」でなくて、朝鮮半島史関係だったかもしれない‥‥。

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