子供が水族館好きだし、子供料金500円というので、
いまさらながら「オーシャンズ」を家族で見てきた。
たぶん、多くの日本人が、すでに何処かで指摘して
いると思うのだが、この映画、子供500円というのに
はワケがある。
いかにもフランス映画らしく「海って何?」という
問いかけから、映画は始まる。
前半は美しい映像が続き、その後地球温暖化や、
やや政治的な映像へと続く。アジア系(おそらく日
本)の漁師がサメを捕獲する。そしてその後フカヒ
レのみ切り取りサメの胴体を海に投げ捨てる。海底
で、のた打ち回り、血を噴き出すサメを映画は写し
出す。せっかく取ったサメをわざわざ漁師が船上で
ヒレだけ取って、投げ捨てるのかと素朴に疑問に思
うのだが?(他には商品価値はない?)
子供がフカヒレを食べられなくするには、充分にイ
ンパクトある映像だ。恐らくこの映像を日本の子供
達に見せるため環境保護団体がスポンサーになって
作らせた映像だろう。(このサメはロボットらしい。)
もちろん事実を知ることならば、悪いことではない。
しかし、どうも一方的な解釈にも思えるのは、自分が
日本人だからなのだろうか?
まぁ全体的にはいかにもフランスらしい、よくでき
た映画でしたが、そういう手もあるのか?と思わず、
舌打ちするのでありました。