マドンナの宝石は、ヴォルフ・フェラーリ(1876-1948)が作曲した歌劇の間奏曲です。
この曲を聴くと、40数年前に見たプラネタリウムの情景が、ついこの前のように思い出されます。
You-Tubeにあった
【マドンナの宝石】です。
1970年3月、当時高校1年生だった私は札幌駅から急行はまなすに乗り、函館から青函連絡船に乗り継いで青森の祖母宅に遊びに行き、青森市文化センター(現在は青森中央市民センター)でプラネタリウムを
【1年後輩のI.N.さん】と一緒に見ました。
そのとき、夜空のBGMとして流れていたのがこの「マドンナの宝石」です。バイオリンが奏でる物悲しい主旋律に、コントラバスのピチカートが重なり合う音色は、星座投影に見事にマッチしていました。
1981年10月、札幌にも待望のプラネタリウムが設置されました。
投影担当者となった私は、いつか「マドンナの宝石」をBGMで流そうと思っていました。
投影の生解説にある程度自信がついた1983年秋、ついにその時がやってました。秋の星座の説明をいつもより少し短くし、「マドンナの宝石」を流しながら日周運動モーターを超低速で動かし日の出を迎えました。
お客様から拍手を頂戴し、私の秘かな夢は叶いました。「マドンナの宝石」をBGMとして流したのは、このとき1回だけです。