1月11日(月)を挟む数日の間、木星・土星・水星の接近現象があり、飛行機内からその様子が見える可能性があることを、搭乗した機内で偶然思いつきました。
1月11日16時35分に関西空港発 新千歳空港行き ANA1717便に搭乗。運よく進行方向左側の窓側席7Aを予約済です。
iP210111
16時47分に撮影。
ボーイング737-800型機の主翼とウィングレット(主翼の端の小さな翼板)に夕日が隠されています。
91390345
17時17分に撮影。
一番明るい木星もまだ眼視で確認できません。
91390363UCAT
17時25分ごろ、木星が見えてきました。
水星は木星のすぐ左下に淡く写っています。木星と水星の角距離は約1.5度。
木星の明るさはマイナス1.9等級。水星はマイナス0.9等級。土星はプラス0.6等級と木星や水星よりも暗いうえ、低空のため主翼に邪魔されているようで眼視でも確認できませんでした。
アテンダントさんに許可をもらい、座っている7Aの少し後方の席へ移動すれば土星も見えたかもしれません。
撮影データです。
露出1/3.2秒、絞りF2.3、感度ISO1600、焦点距離135mm相当、黒いダウンジャケットを頭から被り、佐渡島秋田県沖の上空で17時30分に撮影。
なお、撮影時の木星と土星の角距離は約2.4度。
ブログ記事 【 2020年12月30日の木星と土星 】の角距離が1.0度ほどだったことからみると、結構離れました。
ANA1717便は、定刻よりも早く18時10分ごろ新千歳空港に着陸しました。
【1月13日13時:記事と画像を追加】
当初の記事では、佐渡島上空で撮影と書きましたが、改めて調べてみると正しくは秋田県沖の上空でした。
(C)Flightradar24