7月20日(日)の札幌は紺碧の青空。素晴らしい透明度で日没が見事でした。
日没10分後の19時20分から屋上の望遠鏡で土星を見始めました。
空がまだ明るく肉眼ではまだ土星が見えません。望遠鏡の目盛環を使い土星を導入。
南風が強いこともあり大気の揺れが激しく、土星は望遠鏡の視野内で踊っているようです。見え味は予想以上に悪く少しがっかりしました。
日没後、雲がどんどん流れてくるため、すぐに撤退しようかなと思いましたが、少しもったいないので薄明中の土星の衛星がどのように見え始めるか、データを取ってみました。

ステラナビゲーターによる、当日の衛星の様子です。
15cm屈折200倍で観察を開始。
19時30分 太陽高度 −4.1度 8.4等のタイタンを確認
19時50分 太陽高度 −7.3度 9.6等のレアを確認
20時04分 太陽高度 −9.2度 10.4等のディオネを確認
20時07分 太陽高度 −9.7度 10.2等のテチスを確認
20時13分 太陽高度−10.5度 11.0等のイアペタスを確認
なお、大気の揺れが少なければ、もう少し早い時刻から見えていたと思います。
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日没後の土星に15cm屈折を向けています。雲がどんどん南側から流れてきます。日没50分後の20時に撮影。
土星の衛星が薄明の中でどう見え始めるかデータを取っただけで、20時15分で今夜の観望は終了。