2014/10/2

蛍の光&オールド・ラング・サイン(AULD LANG SYNE)&別れのワルツ  童謡唱歌こぼればなし
NHK朝の連続ドラマ『マッサン』が始まりました。このドラマで聞き覚えのある曲が現在盛んに流れています。『オールド・ラング・サイン(AULD LANG SYNE)』という曲です。日本では『蛍の光』として多くの人に親しまれています。

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 『オールド・ラング・サイン(AULD LANG SYNE)』というスコットランド民謡は作曲者不詳の曲ですが、18世紀のスコットランドの詩人ロバート・バーンズが改作しました。現地のスコットランドをはじめ、英語圏では、大晦日にその年一年を懐かしむ歌として歌われますが、そのさい、大勢で輪になり、胸の前で腕を交差して、右手で左隣の人の左手を、左手で右隣の人の手を取って、その手を揺らしながら歌います。日本では、大日本帝国海軍の海軍兵学校などでの卒業式や、士官たちが離任する際に演奏されたことで「別れ」のイメージが定着したようです。1880年代初頭に編纂された「小学唱歌集」に稲垣千頴の作詞がつけられた『蛍の光』として掲載され、『仰げば尊し』とともに、卒業式での定番唱歌として広く歌われるようになりました。

 ところで、デパートやスーパー・パチンコ店の閉店に流れている音楽を『蛍の光』と思っている人は多いと思います。しかし、あの音楽は厳密に云うと『蛍の光』ではなく、『別れのワルツ』という曲なのです。『別れのワルツ』という曲は、アメリカ映画『哀愁』(1949年日本公開)の中で、ヴィヴィアン・リーとロバート・テイラーが『オールド・ラング・サイン』のメロディに乗りダンスをするシーンが人気を呼んだことで、そのメロディをアレンジしてレコード化されたものなのです。当時は楽曲の原盤がなかったため、コロムビアレコードが専属作曲家だった古関裕而氏に採譜と編曲を依頼し出来上がったのが『別れのワルツ』です。4拍子である『蛍の光』を3拍子のワルツ風に編曲した『別れのワルツ』という曲は、映画の人気とともに大ヒットしました。

 当初ユージン・コスマン名義で販売されたため、日本では海外の演奏だと思われていたようですが、ユージン・コスマンとは『古関裕而』をもじり付けられた名前だったとのことです。古関裕而氏は1964年開催の東京オリンピックの入場行進曲『オリンピックマーチ』はじめ『阪神タイガースの歌(六甲おろし)』など、多くの行進曲や応援歌を作曲しました。また、一世を風靡した『君の名は』の主題歌など歌謡曲も数多く作曲しました。


AULD LANG SYNE(オールド・ラング・サイン)の原詩と訳
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蛍の光 4拍子


別れのワルツ 3拍子
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