2010/3/4

『蛍の光』は国威高揚の歌  童謡唱歌こぼればなし
福島県のほとんどの高校は3月1日か2日のいずれかに卒業式が行われました。近年はどうなっているかわかりませんが、かつて卒業式と云えば『蛍の光』が盛んに歌われていました。現在は1番と2番しか歌われていませんが実は3番と4番があるのです。その3番と4番の歌詞を見ると、『蛍の光』が単なる “別れの歌”では無く国威高揚のための曲だったことを伺い知ることが出来ます。

卒業式定番の歌と云えば『蛍の光』だが‥‥
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 『蛍の光』は明治14年ごろにスコットランド民謡に現在のような歌詞が付けられました。この曲は世界各国で“別れの歌”として知られています。学ぶことの大切さを蛍雪にたとえていますが、全体の主題は「遠く離れ離れになっても、それがたとえ辺境の地であろうとも、国のために心をひとつにして元気にそれぞれの役割を果たそう」とした歌です。その内容が現在歌われていない3番と4番に表現されています。戦後はこの愛国的(軍国主義、滅私奉公)とも取れる歌詞が敬遠され、また日本固有の領土である千島や沖縄が他国の占領下に置かれたという事情もあり、教育現場への指導などによって歌われなくなりました。

                      蛍の光

                          作詞 稲垣千頴
                          スコットランド民謡

                   1.蛍の光 窓の雪
                    書(ふみ)読む月日 重ねつつ
                    何時(いつ)しか年も 杉の戸を
                    開けてぞ 今朝は 別れ行く

                   2.止まるも行くも 限りとて
                    互(かた)みに思う 千萬(ちよとず)の
                    心の端(はし)を 一言に
                    幸(さき)くとばかり 歌(うと)うなり

                   3.筑紫の極(きわ)み 陸(むつ)の奥(おく)
                    海山遠く 隔(へだ)つとも
                    その眞心は 隔(へだ)て無く
                    一つに尽くせ 國の為

                   4.千島の奥も 沖縄も
                    八州(やしま)の内の 護りなり
                    至らん國に 勲(いさお)しく
                    努めよ 我が背(せ) 恙(つつが)無(な)く


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