みなさん、お久しぶりです。
あっという間に5日が経ってしまいました。
この間、私は一歩も外には出なかった・・・というのはウソですが、ほとんどそんな状態でした。
よほど疲れていたんでしょうね。
二日目、つまり二月四日、発声ぐらいはやろうと思ったのですが、どんより曇った天気に、「明日にしよ・・・」なんてつい、ひよってしまいました。
しかし、四日目の昨日、待望の朝日が現れました。
私は陽の光が、とりわけ朝の太陽が大好きです。
目が覚めて、オレンジ色の光が部屋に差してくると、途端やるきになります。
わたしはスエット・パンツに身を固め、昨日までの自堕落な生活に決別を告げました。
入念なストレッチ、猫たちの視線を感じながらの(これが照れるというか、笑ってしまう・・・)バーレッスン、そして、表に飛び出ました。
さあ、走りましょう!
次の「マイ・フェアレディ」はとにかく踊ります。
しかも、さんざん踊ってへとへとになったところで、たった4小節ですがソロ歌が待っているのです。
この4小節、張り上げるのではなくソト・ヴォーチェ(柔らかい声)ですから、息が上がっていてはとても歌えません。
体力がなくては、このたった15秒間が支えきれないのです。
音域は下のシからオクターブ上のシまで、どーってことない苦手の中音域、この音域は去年の六月からコンコーネでずっと準備してきました。
あとは強靭な腹筋と鉄の肺で体力を作るのみです。
走って、走って、走りまくりましょう!
幸い私が住んでいるのは山の中です。
狸と坂道には事欠きません。(なんじゃ、そりゃ!)
たった15秒のために、1年がかりで準備をしたいと思います。
カナメさんが千秋楽カーテンコールで言った一言。
「ラストシーンで棺桶の中に入ったとき、あ・・・、幸せだなって思ったんです。死というのは決して辛いことじゃなくて、幸せなことなのかもしれない。だから、私も私の人生をまっとうしようと思いました・・・」
千秋楽でおセンチになることなど、ついぞない下世話なこの私が、この一言でぐっときてしまったのです。
「死は幸せなことかもしれない・・・だから、しっかり人生を全うする」
これは昨年来ずっと私がかかえてきたテーマだったからです。大阪公演の間もずっと、事あるごとに私は彼らのことを思い出しておりました。
去年末、天国へ行った私の大事な家族です。
その度に涙腺がゆるんで仕方ありませんでした。
一度など、マダム・ヴォルフ前、「皇后の勝利」で扉を開ける、スタンバイの暗闇の中でぐっと来てしまったのです。
いや、まいりました・・・
ま、ゾフィー様が怖くて泣いてたことにしましょうね(笑)。
ムギョちゃんもがんじろうも自分の猫人生をしっかり全うしました。私も彼らに負けないよう、毎日を大事にしていきます。
とりあえず今は「来たるべく15秒」のために準備しなくては!(2月11日より「マイ・フェアレディ」チケット追加受付いたしますね。受付期間は充分ありますから、ゆっくり決めてください。
http://www.tohostage.com/myfairlady/index.html
詳しくは近日中に!)
そして、魅力を発揮するチャンスをまだもらえていない猫たちのために、これからも地道な活動を続けていきます。
一昨晩、公園の外猫たち(全員手術は終えています)にご飯をやりに行きました。
私が来ると「ミャー」とないて集まってきます。
食事の時間と、食堂がどこか分かっているのですね。
(食べ終えた後は、私たちがきちんと片づけています)
でぶっちょトムは本当に人懐こいです。
なんとか里親を見つけてあげたいのですが、なかなかうまくいきません。
とりあえず、今できることをやってあげましょう。
たくさんの「がんじろう基金」応援ありがとうございます。
ついには「エリザベート」共演者までもが援助の手を差し伸べてくれました。
すごく嬉しいです!
基金は大事に使わせてもらいます。
ありがとうございました!!!

ニモ(一番左の子)には見つかりましたが、チャモとギズモに里親が見つかりません。
ギズモがかなりの淋しがり家なので、できたら二匹もらってくださる方、一生大事にしてくださる方、ご連絡お待ちいたしております。
harupapa@ksj.biglobe.ne.jp
病院にて検査済み、病気はありません。
二匹ともメス、多分、去年の11月生まれ(ムギョちゃんが天国へ行ったころかな・・・)の推定三ヶ月です。
「よろしくお願いします!」 BYギズモ&チャモ


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