とある方にメールで、今回のこのブログに異見をいただきました。
改めて読み直してみますと、確かに言葉足らずで、自分の言いたかった事とは違う印象を与えかねません。
誤解を与え、不快な思いをさせたこと、お詫び申し上げます。
で、書き直してみました。
私の真意は下記の通りです。
思いを言葉にするのは難しいですね・・・
ベン・・・なかなかつかみきれない役であります…
基本的な段取りは一切変えていませんが、やはり、祐さんとの「階段サミット」以来、心情的なものは随分と変わったようです。
いろんな方に、あれこれ言われたりしますが、ひとつ基本線を見つけました。
以前観た、障害者が出演する舞台「隣りの街」でのことです。
客席にひとりの車椅子の少女がいました。
端正な顔立ち、静かなまなざし、ピンとのびた背筋・・・
あぁ…この娘は脚が不自由なだけなんだ…
と、その時は思いました。
しかし、次の瞬間その娘の目がある特別な動きを見せたのです。それは自分の普段の生活ではあまり見ることのない動きでした。
私が通った養護学校の生徒達、友人になったオポポちゃん、サダ坊が時折こんな目を見せました。
この特徴は今回、ベンの個性として使わせていただいております。
舞台が始まると、彼女は再び特別な反応を見せました。
隣りに座っていたお母様とおぼしき女性が一生懸命止めようとするのですが、彼女は必死で何かを訴えています。
しかし、それを伝えようとすればするほど、大きな声、かん高い声になってしまい、彼女はパニックに陥ります。
お母さんは回りを気にしておろおろします。
…
伝えたい思いがすんなりとは言葉にならない…
ベンも感情や思いを言葉にしようとすると、すんなりとはいかないのではないでしょうか…
彼はいつも「もどかしさ」と隣りあわせなのです。
大事なひとに大事なことを伝えたい、でも、それを言葉にしようとすると、時間と労力がかかってしまう。
だから、パニックに陥ってしまう。
雄弁になれないもどかしさ・・・
そんなもどかしさを持って、これからのベンを演じたらと思います。
ひとつひとつの言葉をじっくり、丁寧に、思いをこめて喋ろうと思います。
とてもデリケートな問題です。
私に偏見などあろうはずもございません。
弁護士を演じる時と漁師を演じる時、立ち居、振る舞い、言葉使い等を変えるのと同様に、今回のベンもあくまで「個性」として演じ分けております。
思いを言葉に、とりわけ文章にする難しさをあらためて感じました。
ブログもじっくり、丁寧に、思いをこめて書かせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
ぜひまた、感想、ストレートなご意見、遠まわしの批判(小心者なんで・・・)、どしどしお聞かせください。
去年、小倉でクリスマス・ローズ;ブラック・デビルを買ったとき、福引券をもらい、三等賞が当たりました。
水仙の球根です。
植えたら、こんなきれいな花が咲きました!
隣町の少女もこんな美しい娘です。


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