一夜明けての青い空!
年の瀬の大雨の中、昨晩はたくさんのご来場、本当にありがとうございました。
おかげさまで満員御礼、劇場中の椅子をかき集め補助席まで出しました。
たくさんの差し入れ、また、それを我が家まで運んでくださった知人のKさん、住民のSパパ、ママ、Hさんご夫婦、心からお礼申し上げます。
そして、なにより私のつたない世界を優しく熱く見守ってくださいましたお客様・・・いくら感謝してもし足りません。
舞台は役者とお客様のものです。
皆様方の息づかい、まなざし、歓声、笑い声・・・どれだけ勇気付けられたことでしょう・・・!
観客が役者を変えるのです。
昨日の(忘れ去られた女優)ノーマさんは一昨日までのノーマさんとはかなり違っていました。自分でも、「あ、違うノーマだ!」と、驚きながら演じていました。
一昨日まで、稽古場では、後半かなり悲劇的に演っていたような気がします。
しかし、昨日のノーマは何の計算も無いのに、かなり前向きで、決して悲劇に酔いしれることなく、むしろ、悲劇と「明るく戦って」いたような気がします。
何故でしょう!?
お客様がそうさせたのです。
間違いありません。お客様の「気」が私の芝居を変えたのです。身体の中から、稽古場では決して感じたことの無いエネルギーがぐんぐん湧き上がってきていました。
負けない・・・何があっても笑顔で受け止めよう・・・そんな気になっていたのです。
不思議な体験でした・・・
全編、ノーマさんだけの話にしても良かったのでは?
そんなご意見もいただきました。
かなりいいところをついていると思います。
ただ、たった二人きりで一時間半もたせることに、なかなか自信が持てなかったのでしょう。まだまだ私の力量では書ききれなかったようです。
しかしながら、確かに後半、ノーマさんの部分をもっと膨らませても良かったのではと思います。
贅沢を言えば、他のキャラクターを別の人に演じてもらって、キャラクター同士の交差があれば、もっと話は広がったでしょうね。
ただ「自分」として登場するのを含めて、最後のノーマさんまで五役を演じるとなると、今回はあのへんが限界だったかもしれません。機会があればまた構成を練り直し、話を膨らませてみたいと思っています。
出発点は「サイド・バイ・サイド・バイ・ソンドハイム」の訳詞からでした。
この仕事をやらせてくれたサンビームの池田、鈴木両氏に深く感謝いたします。
今、かなり疲れています。
しかし、心地よいけだるさです。
お客様あっての自分だと、今回、再認識いたしました。
ご感想ございましたら、どうか、ここ、あるいは掲示板に書き込んでください。
もし、書きにくかったらメールで送ってください。
次回の糧とさせていただきます。
今後とも、役者、作者、治田敦、どうぞ末永いご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。
本当にありがとうございました!!!
「お花畑が好きなのよ!」 BYムギョちゃん


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