とある団体から、秋の夜長の朗読会を頼まれまして、何を読んだろかいなぁ・・・と、あれこれ考えておりました。
「星の王子様」とか、「百万回生きた猫」とか、候補はあがりましたが、なかなかピンとくるものが見つかりません。
だったら、いっそのこと自分で書くか!
どうせ、ミュージカルおっちゃんなんだし、歌も入れるか!
・・・ってなわけで、あれよあれよという間に書き上げました。
「クロ」って言う名の黒猫がいて、彼は「凶暴猫」のレッテルを張られ、とある家のケージに二年間閉じ込められていました。喧嘩でもしたのでしょうか、左目は白く濁っていました。
たまたまキャットシッターに行ったうちのかみさんが、見るに見かね、我が家に引き取ったのです。
「クロ」は「クロード」と言う名に変わりました。
確かに、うちに来た当初はフーハー言っていたんですけど、実は、(保護した)仔猫の面倒を見させたら、世界一の優しい猫だったんです。
そのクロードが、後にうちの近所で保護した捨て猫;白美(シロミ)ちゃんに恋をしました。
シロミちゃんはオッドアイの(左右の目の色が違う)、それは美しい白猫でした。
美しい白猫と・・・みにくい黒猫・・・ふたりのラブストーリーを思いついたんです。
「陽だまりの幸せ」- Born to love you -
舞台は南フランスのサンラファエルという小さな港町。
クロードはそこのシーフードレストラン「レ・プワソン」のスゥ・シェフ(副料理長)。
クロードは店のパティシエール(デザート係)、ベル・ブロンシュに恋をしていました。しかし、店の常連客、オペラ歌手のヴィンチェロ・トランプがベルに横恋慕していたのです。
ヴィンチェロは歌手ばかりではなく不動産でも大儲けし、その名声と金にものを言わせ、えげつなくベルを口説きにかかります。
クロードはレストランのシェフ;ゴルティエに恋の手ほどきを受けました。そこへ思わぬ事件が・・・!
果たして、クロードの恋はかなうのでしょうか・・・
ミュージカル、ロック、珠玉の名曲8曲、そしてはるパパ渾身のギャグを散りばめた朗読ロマンチックコメディーミュージカル。
最後は卑怯にもほろっとさせます。
そのゲネプロ(最終リハーサル)をうちのマンション管理棟にて、ひっそり、こそこそ、内緒でやります!
10月29日土曜PM3時(すぐやんか!)無料ご招待いたします。狭い場所ですので、申し訳ないですが、私の縁故関係、マンションの住人限定です。
御覧になりたい方、ぜひぜひ、メールくださいませ!
「ベルさん・・・」
「ああ・・・」


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