小池都知事がある番組のインタビューでこんなことをおっしゃってた。
「わたし、関西の人間ですから(兵庫県出身)、演説とか発言に、つい、オチを探しちゃうんです」
そう言えば選挙戦中、石原慎太郎氏に「あんな厚化粧の年増に任せるわけにはいかん」と言われたら、次の街頭演説で「本日は薄化粧で参りました。だって、私の地元はとしま(豊島)ですから」と、あっさり返した。
これで小池さんの支持率はドンと上がったらしい。
もし、「失礼です!」ってまじめに怒っていたら、あそこまで風は吹かなかったろう。
一流の人というのは一流のユーモアを兼ね備えている。
まじめなことや小難しいことを言うのは、実は簡単なのだ。
「わたしは常に『都民目線』で政治をしている!」
と、立派なことをおっしゃった都議会自民党T幹事長は、歌舞伎町の高級クラブで20万円を政務調査費で使ってたそうな。これを「都民目線」だなんて言われたら、都民もさぞ迷惑なこったろう。
オリンピック組織委員会長は「『一兆、二兆、豆腐屋じゃあるまいし』だなんて、まじめに議論している私たちに不謹慎だ!」なんて、憤慨されてた。
せめて『まじめに大豆育ててる私たちに』ぐらい返してくれれば、こっちだってさほど反感は持たないと思うのだが・・・
まじめに稽古せんかい!!


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