長々、「十二夜」の合間にやってきたソンドハイムの「サイド・サイド・バイ・ソンドハイム」…
紆余曲折あって、三十一曲、今朝、全て訳詞終わりました!
四年前、ニューヨークで、ワシントンで御一緒させていただいた、あの初老の詩人は、こんな凄い作品を書いていたのですね…
今回あらためて、感動です。
あの時(彼の詩のこと)もっと知っていたら、いっぱい話せたのに…
最後に訳詞した曲は、“I’m still here”です。
直訳すると「私は健在!」。
でも、それでは詩になりません。
言葉捜しの旅に出ました。
よりによって、一番最後が最大の難曲だったのです。
三日前から、音符と英語と日本語がみつどもえです。
でも…
なんて、美しくて、知的で、バイタリティのある曲なんでしょう!
ソンドハイムが詩と曲、両方書いているからなのです。
浮浪者から銀幕のスターになり、また落ちぶれた女優の話なんですが、訳していて…
涙が出てきました。
初老の詩人は人間を知っています。
彼の感覚は切なくて、力強いのです!
大いなる人間讃歌なのです!
いつか…
自分も歌いたいです…!!


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