「覚悟にまさる決断なし。」
野村克也
最近、関東地方では二度地震があった。
大震災の予兆・・・!?
人間、いつ死ぬかは分からない。
崩壊した建物の下で「ええっ!?ちょっと待って!」じゃ、遅い。
それを考えたら、迷いは吹っ切れた。
やるべきこと精いっぱいやって、人生を大いに楽しもう!
昨日、数か月ぶりに歌レッスンに行った。
予約した時間の前後に生徒さんがいなく、ラッキー!
じっくり、どっぷり、たっぷり、ご教授願えた。
今回のテーマはハイトーンのヘッドヴォイス。
「愛の唄を歌おう」は槙原敬之さんの曲。
原曲通りだとすると、キーはかなり高い。
頭に抜けるハイトーン、目指せフレディー・マーキュリー!
先生は別名「スィンギング・ドクター、耳鼻咽喉科・解剖学・精神分析学教授」。
ま、私が付けたあだ名だけど・・・
声の出し方に関して「よおし、いっぱつ気合い入れて」みたいな教え方は決してしない。
口の開け方、母音の形、舌の位置、息の通し方、その時の精神的状況、これらを理路整然と教えてくれる。
その知識の豊富さ、深さたるや半端ない。
昨日で通算五回目のレッスンだが、もう、全てが目から鱗だった。
ここんとこ、「い」母音の地声ハイEロングトーンに手こずっていた。ま、言ってみりゃ、歯医者で奥歯を治療するときのドリルみたいな音だわな。(どんな例えや・・・)
しかし、先生の理論で歌えば、まるで,
「ブブカが棒高跳び世界記録を立てたときのクリアしたバーの上空」みたいな気分。
滅茶苦茶気分よく、スコーンと出せたっ!!
すすす、すげぇ・・・
いや、面白いねぇ、声楽って。
原始人が初めてテレビ見たみたいに、終始、目はまんまる。
もう楽しい!もっと勉強したい!!
終わったら、へとへとだったけど、本当に充実したレッスンだった。
さあ、もうすぐ歌稽古が始まる。
しっかり準備したら、あれこれ迷わず、
「覚悟にまさる決断なし。」
しっかり人生を楽しもう!
「覚悟して昼寝だにゃあ・・・」


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