みなさん、「輪廻」ご覧になってくださって本当にありがとう
ございます!
たくさん感想メールをいただきました。お褒めの
言葉もありましたが、中には
「動機がわかりにくい!」
などございました。
実は冒頭、教授の研究室で、研究に没頭するシーン、
大森ノート(助監督の宮田さんが二ヶ月の期間を要して
制作した、図解、ドイツ語、生物学etc...を網羅する
大森教授の研究記録)のアップ、実は子煩悩だった彼の
子供たちと戯れるシーンなどあったのですが、
編集後カットされました。
(DVDの特典映像に入るそうです)
多分、教授の所謂「人間的ぬくもり」を一切排除し、かなり
「冷静で無感情」なキャラにしたかったのだと思います。
それはそれでとても効果的だったと私は思います。
押入れで8ミリを回すシーンは当初、
「優しいパパが子供たちと遊ぶ感じで、笑顔でやってください」
の演出でしたが(どうも私の笑顔がノー天気に明るすぎて
(笑)、浮いてたのではないでしょうか)、監督は
「じゃ、次は無表情でいきましょう!」
と、方向を変えてきました。
結果的にはこちらを選んだようで(チラシの、8ミリ持った
あのちょっと恐い顔のシーン)、撮られていて、実は
しっくりいってなく、ここはカットされるかなと思って
いたら、あにはからんや映画の中ではかなり多用されて
いました。
初めて“現在に現われるシーン”もなかなか集中できず、
全く納得がいってなかったですが、いざ、蓋を開けたら
まんざらでもなく(す、すんません、人に厳しく自分に
甘いもんで・・・)
逆に、「あ、今、おれすんげえいい表情してる!」
と、陶酔したシーンはほとんどカットでした(笑)。
舞台は幕が開けば役者のものですが、映画は全て監督のものです。
多分、好き嫌いはっきり分かれると思います。弟は、
兄ちゃんは明るいおバカのほうが良いようで、
この私はあまり好きではなかったようです。
明るく、人を笑わす(「美女と野獣」のルフウみたいな)
キャラのほうが好きなようです。
それはそれで、きわめてまっとうな感想です。
ただ、私自身は、それとは全く正反対の
冷たく、人を慄かせる大森教授が・・・
実は結構好きです。
「へえ、あんな自分もいるんだ・・・」
などと、びっくりもしました。
信長が劇中こんなことを言っています。
「うつけも私、これ(正装してりりしい自分)も私、
どちらも私に変わりはない」と・・・
ルフウも、ザズーも、女将も、パングボーンも、グリュンネ
伯爵も、勿論大森教授も、そして、ロレンソも・・・
みんな私です。
映画はまだまだ続きます。
どうぞまだご覧になってない皆さん、
ぜひ劇場へお運び下さい!
「私」を映すモニター

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