「野だいこが校長先生になってる・・・」
昨日初めて通し稽古をご覧になった振り付けの竜子先生に言われました。あ・・・
ずっとどこかで感じていた違和感・・・これだったんだ!
赤シャツにずっと気を使い、ともに悪巧みをしていたけれど、いつの間にか対等な相棒になっていたのです。
以前は校長たぬきをやっていましたからね。
こっちの方が居心地の良いのは否めません。
しかし、自分は野だいこなんです。
単純に前に出すぎていたよう。
声量も気がつけばマックスまでいっていました。
人の演技を見て「あんなに力まなくったって・・・」と思っていた自分が、知らず、力んでいた・・・主張していたのです。
そう言えば、「アンタッチャブル」のときがそうでした。
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若い演出家に「オーラを消してください」と言われたのです。
彼の演出には全幅の信頼を置いていましたから、私は早速取り組みました。
フォルテシモをピアニシモにしたのです。
思いは同じでも声量は落とす。
実は、この方がマックスの声を出すより、うんと難しいのです。あの時は猫の穴に二日間、閉じこもって修正作業に没頭しました。
今日は十一時から稽古開始。
時間がないので、今からの数時間に集中します!
だから、昨日は原色の夢を見ました。
壁にぶつかるといつもそうです。
さあ、思い悩むのは夢の中で、現実は早速、ひとり稽古に入りましょう。
初日までまだ十日以上あります。
うんと楽しく、うんと苦しみましょう!!


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