2007/4/29
ゆれる


製作年度:2006年
製作国:日本
上映時間:119分
監督・脚本:西川美和
出演:オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、新井浩文、真木よう子、木村祐一、ピエール瀧、田山涼成、河原さぶ、キタキマユ、
田口トモロヲ、蟹江敬三
(^_^)v★★★★☆
「あの橋を渡るまでは兄弟でした」
兄弟であるがゆえに傷つけあってしまう。ストーリー展開も見事で見ごたえある、満足度の高い心理ドラマ。「藪の中」のようにそれぞれの立場によって事実は変貌してしまう。しかし、ここにいたるまでの描写がないので兄弟の心理にイマイチ共鳴できない。家族ってもっと赤裸々に正直に向かい合うものなのでは?
解説:兄弟を主人公に、家族のきずなや絶望からの再生を描くシリアスドラマ。
旧知の女性が転落死したことをきっかけに、法廷で裁判にかけられる兄と弟の姿を見つめる。オダギリジョーが“自由人”の弟を、その兄役に香川照之。人間のどろどろとした感情やエゴとそこからの救いを描く。
ストーリー:東京でカメラマンとして成功し自由に生きている猛(オダギリジョー)は母の一周忌で帰省する。彼は、地元で稼業のガソリンスタンドを継いだ真面目で独身の兄の稔(香川照之)や、そこで働く幼なじみの女性、智恵子(真木よう子)と再会し、3人で近くの渓谷に行くことにする。猛が単独行動している間に、兄の稔と渓谷にかかる吊り橋の上にいた智恵子が転落して死亡する。 その時、橋の上で何が起きたのか……。
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