ストーリー:1613年6月29日、『ヘンリー八世』(発表当時のタイトルはAll is True)上演中にグローブ座を焼き尽くした大火災の後、断筆したシェイクスピア(ケネス・ブラナー)は故郷へ戻った。20余年ものあいだ、ほとんど会うことのなかった主人の突然の帰還。8つ年上の妻アン(ジュディ・デンチ)と未婚の次女ジュディス(キャスリン・ワイルダー)、町医者に嫁いだ長女スザンナ(レディア・ウィルソン)は、驚きと戸惑いを隠せずにいた。そんな家族をよそに、17年前に幼くして他界した最愛の息子ハムネットの死に取り憑かれたシェイクスピアは、一人息子を悼む庭を造ることを思い立つ。ロンドンで執筆活動に勤しんでいた長いあいだに生じた家族との溝はなかなか埋まらなかったが、気付かなかった家族の秘めた思いや受け入れ難い事実が徐々に露わになってゆく…<ル・シネマ作品情報サイトより>