1970/4/18
雨の訪問者
LE PASSAGER DE LA PLUIE
RIDER ON THE RAIN[米]
赤いバッグが私の身体を襲う!謎の男が私の心をゆさぶる!
雨のコートダジュールを引き裂くシルバーブルーのサスペンス!
上映時間:120分
製作国:フランス
劇場公開:ヘラルド
初公開年月:1970/04/18
リバイバル →-74.2
ジャンル サスペンス
監督:ルネ・クレマン
脚本:セバスチャン・ジャプリゾ
音楽:フランシス・レイ
出演:チャールズ・ブロンソン
マルレーヌ・ジョベール
ジル・アイアランド
コリンヌ・マルシャン
解説:地中海を臨む避暑地。雨のそぼ降る或る夜、夫の留守中に侵入して来た男をショットガンで撃ち倒す若妻。だが死体を断崖から捨て一息ついていた彼女の前にまたしても謎の男が現れる……。「さらば友よ」でブロンソンに惚れ込んだ脚本家セバスチャン・ジャプリゾが彼をモデルに書いたシナリオだけに、ブロンソンの魅力が良く出ている。監督は名匠ルネ・クレマン。「太陽がいっぱい」でフルに発揮したサスペンス演出がここでも堪能できるが、それ以外にもムード醸造が抜群。雰囲気豊かなスリラーになっている。<allcinemaより>
ストーリー:その日は雨が降っていた。マルセイユにほど近い海岸町−−バスから、グレイのコートに赤いバッグをさげた男が降り立った。メリー(M・ジョベール)は、いぶかしそうにその男を見た。この町には訪れる人も余りなかったからだ。町の、洋服屋で、メリーはその男を見た。というより、その男がメリーをつけているような不気味さがあった。そしてその夜、夫トニー不在の家でメリーはその男に襲われた。夫は飛行機のパイロットで留守がちだ。メリーは、ショット・ガンで地下室にいる男を殺した。証拠を焼き捨て、死体は海へ−−。翌日、友人の結婚式で、メリーはドブスというアメリカ人(C・ブロンソン)と知り合った。がっしりして、口ヒゲをたくわえた男は、「なぜあの男を殺した」といきなり聞いてきた。警察も、その殺人事件で動きだした。だが、メリーはドブスに、自分は殺しなどやらない、と言い張った。ドブスの目当ては殺された男のもっていた赤いバッグだった。ドブスはアメリカの陸軍大佐。その赤いバッグには大金がかくされていたのだ。だが、メリーが駅でみつけた赤いバッグには金などなく、夫のトニー(G・テンティ)の写真が入っていた。写真の裏には自分たちの住居が書かれてある。トニーほどうやらパイロットという職業をいいことにして、方々で女をつくり密輸にも関係していたらしい。警視のトゥーサン(J・ギャベン)も友人のニコール(J・アイランド)もくさい。自宅に侵入し、ドブスはメリーをアルコール攻めで拷問した。やがて、殺された男の情婦が犯人としてあげられ、メリーは自分の車の中に金の入ったバッグを見つけた。だが、ドブスはしつようにメリーにつきまとう。被害者の情婦の住んでいたパリを訪れたメリーは、うさんくさい男たちに拷問されたが、かけつけたドブスに救われた。一体メリーに何が起ったのだろう? 雨の訪問者も、金も、何もかも空想好きなメリーの夢だったのだろうか? 本当の犯人は、逮捕された情婦なのかも知れない。友人のニコールと夫との関係を知ったメリーは動てんした。すべてが信じられない悪夢のようだ。やがてドブスはメリーのもっていた大金を手に入れ、雨の午後に起ったことのすべてを知った。海から引き上げられた死体の手の中から、メリーのドレスのボタンが出てきた。だが、不思議なことにドブスはメリーを捕えなかった。証拠のボタンを返しただけ。夫と共にロンドンへ去るメリーを残して、ドブスは港の方へ去って行った。<Movie Walkerより>
V(^-^)V★★★★☆
重苦しい雨の中ストーリーに引き込まれました。
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