上映時間:129分
劇場公開:アスミック・エース=松竹
初公開年月:2010年12月4日
ジャンル:時代劇/ドラマ
監督:森田芳光
原作:磯田道史著
『武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮新書刊)
脚本:柏田道夫
出演:
堺雅人=猪山直之
仲間由紀恵=猪山駒
中村雅俊=猪山信之
松坂慶子=猪山常
西村雅彦=西永与三八
草笛光子=おばばさま
伊藤祐輝=猪山成之
藤井美菜=猪山政
大八木凱斗=猪山直吉(後の成之)
嶋田久作
宮川一朗太
小木茂光
茂山千五郎
解説:製作陣は「金沢を舞台にした映画がつくれないか?」という流れの中で、磯田道史著『武士の家計簿』にたどり着いた。出版後、NHKの番組でも取り上げられて話題になったベストセラー本である。金沢・加賀藩の御算用者(ごさんようもの)という、いわば会計専門の下級武士、算盤(そろばん)ざむらい一家の詳細な家計簿を発掘し、研究した著書に、製作陣は先行き不透明な今の時代に生きている我々自身や家族の姿を見出した。つつましやかに、だがきちんと現実を見つめて力を合わせて生きていけば、どんな時代がきても人は生きていける。そんな思いと願いを託して、この猪山家の人々の物語を現代の人に贈る。
ストーリー:幕末〜明治の激動の時代、流されながらもたくましく生きる、猪山直之と家族たちの物語。
御算用者として、代々加賀藩の財政に携ってきた猪山家八代目・直之。そんな彼は、時に同僚からですら「算盤バカ」などと言われる男だった。
時は江戸時代後半。天保の大飢饉などもあり、加賀百万石と謳われた藩も財政状況は芳しくない。加えて当時の武家社会には、身分が高くなるとそれに応じて出費も増えるという構造的な問題があった。直之は家財道具を処分し、借金の返済に充てることを決断。家族も一丸となってそれに協力することを約束する。近所の者や同僚などからの好奇の目にさらされながらも、倹約生活を実行する猪山家の人々。とりわけ妻のお駒は、直之の一番の理解者として、明るく献身的に家を切り盛りしていくのだった。
(Movienetより)
オフィシャルサイト
(^-^)V★★★☆☆
そろばんで、幕末から明治を生き抜いた高潔な武士の姿が、ほのぼのと描かれていて、一家の食事シーンやもう一つの主役であるお弁当を見るのも楽しい。三代に渡った時代を120分程でまとめ上げたため、時代背景や武家の出費の状況等の説明が不足のような感あり。直行さんの代に焦点をあわせて、もう少し掘り下げて欲しかった。