2007/11/24
グッド・シェパード
2007年11月24日(土)日劇PLEX

原題 THE GOOD SHEPHERD
製作年度 2006年 アメリカ
上映時間 167分
監督 ロバート・デ・ニーロ
脚本 エリック・ロス
音楽 ブルース・フォウラー 、マーセロ・ザーヴォス
出演:
マット・デイモン 、アンジェリーナ・ジョリー 、アレック・ボールドウィン 、タミー・ブランチャード 、ビリー・クラダップ 、ロバート・デ・ニーロ 、ケア・デュリア 、マイケル・ガンボン 、マルティナ・ゲデック 、ウィリアム・ハート 、ティモシー・ハットン 、リー・ペイス 、ジョー・ペシ 、ジョン・タートゥーロ 、ジョン・セッションズ 、エディ・レッドメイン 、オレグ・ステファン 、ガブリエル・マクト
解説:
アメリカ史の側面をスパイの目を通して描く、重厚なスリラー
CIAの誕生をめぐり、1人の男が運命に翻弄(ほんろう)されていく様を描いた壮大な人間ドラマ。『ブロンクス物語/愛につつまれた街』以来13年ぶりにメガホンを取ったロバート・デ・ニーロが、監督、製作、出演の3役をこなす。主演の諜報部員役にマット・デイモン、その妻役にアンジェリーナ・ジョリーがふんする。これまであまり描かれることのなかったCIAメンバーの、1人の人間としての苦悩が胸に突き刺さる。
原題(The Good Shepherd)が意味するのは、国家の“忠犬”となった男を暗示する“良い犬のシェパード”ではなく、新約聖書ヨハネ福音書にある「“良い羊飼い”は羊のために自分の命を犠牲にします」という一節の引用。羊とは国家の理性とも読める。
イェール大学の学生だった青年(マット・デイモン)がCIAの前身だった諜報活動組織に入る。冷戦時代が生んだキューバ危機でCIAのナンバー2として裏外交をめぐらす61年までの約30年間に及ぶアメリカ史の側面が、そのエリートスパイの目を通して描かれる。
1961年4月17日、キューバのカストロ政権転覆を狙った上陸作戦がCIA内部の情報漏れにより失敗し、CIAは窮地に立たされる。その数日後、作戦を指揮したエドワード(マット・デイモン)の元にCIA内通者と敵側スパイと思われる男女が映ったテープが届く。彼は部下のレイ(ジョン・タートゥーロ)にその分析を依頼するが……。
歴代のアメリカ大統領を多数輩出するエリートの秘密結社スカル&ボーンズの秘密やCIA最大の危機であるビッグス湾事件の真実など、興味深いエピソードが盛り込まれている。
V(^_^)V★★★★☆
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