ピンク 19
レッド 16
カミさん 46
ダムダリ 46
「お盆っていつからいつ?」
「あ、パパのおやすみはいつ?」
「多分12日から17日が限界」
我家は、例年お盆は特に何もなければ田舎へ帰省する。
「エ゛〜!」
「大変!ヤバいかも」
「あんたたち何かあんの?」
「あ、う、いや、その・・・」
「学生会の会議と、あの、その・・・」
子供が大きくなると、なかなか家族揃って帰省することが難しくなる。
「用事があるんじゃしょうがないけど、レッドは何があるんだ?」
「あ、う・・・」
「コミケでしょ?」
「あ゛ーっ!」
「コミケだとー!?」
「あら〜あんたも成長しちゃったのね〜」
「・・・あたしもコミケが」
「なにー!?」
とにかく子供達は「用事」があって田舎には行けないことになった。
しかし、この「用事」にはチェックを入れなければならない。
「うちはコミケ禁止なの覚えてるか?」
「ううっ!」
「えへへ!」
コミケ禁止だが、正確に言うと単に親が把握しとこうという「事前届出制」だ。
「誰と?」
「友達と」
「何人で?」
「4人確保〜!」
「4人で何を買うんだぁ?」
「秘密〜!」
「秘密になってないような・・・」
「前の日どっかに泊まるの?」
「ええ〜?!」
「甘いんじゃない?」
「・・・やっぱり?」
「余計なことを・・・ピンクは?」
「あたしは○ちゃんのスタッフ」
「あら、あのエッチな娘!?」
「えっちぃー?(゜o゜)」
「えっちぃー?(#^.^#)」
「今はエッチじゃないよ版権モノだよ」
「前はエッチだったのかー?」
「うん、版権のほうが売れるからエッチはやめたって」
なんだかんだで一応コミケと版権の問題をひととおり話してコミケ許可。
ということは、コミケに行く子供たちを放り出して親だけ帰省ということに。なんて無責任な親だ。
「じゃあ・・・お盆は二人だけで帰る?」
「そうなるなー\(^o^)/」
「ううっ、またー? ごはんが(-_-;)」
「そうしなよー! (^^)v」
「・・・ピンク嬉しそうだなぁ」
「この前から怪しいよねー」
「あのさ、お姉ちゃんお洒落して・<バキッ!>」
いいなぁ楽しそうだなぁ。
ほっといちゃおう。

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