もう35年近く前、高校の時なんだけど、
映画館で「ベスト・キッド2」を観た。
大ヒットした「ベスト・キッド」の続編。
期待してたのに、凄くしょーもなくて
がっかりした記憶がある。
けど、舞台となった沖縄は
僕の頭に強烈な印象を与えた。
公開されたのは1986年 バブル景気の真っ只中。
男は肩パットの入ったスーツに
女はボディコン、スポーツカーに高級レストラン
みんな華やかな生活に憧れてた。
同じ時代を舞台にしてるはずが、
「ベスト・キッド2」の沖縄は
舗装されてない道に木造の赤瓦の平家が並び、
人は時代劇のように古臭い格好をしてる。
沖縄の人って、こんな質素な生活してるんか。。
衝撃やった。
それから10年ぐらい経った頃かな
同じく沖縄を舞台にした
「ナビィの恋」って映画を観て
沖縄の男はみんな三線が弾けて、
家の縁側で民謡を歌うんだと思った。

家に夜な夜な人が集まって、
泡盛を飲んで踊ってると思った。
映画のせいで、
沖縄は日本でありながら
エキセントリックで未知の文化を持つ
土地だと思い込んでしまってた。
初めて沖縄を訪れたのは36歳の時だ。
那覇市から美み水族館のある国頭群まで
レンタカーで約100キロ走ったけど、
想像してた風景は何処にもなかった。
道路はきちんと舗装されていて
コンクリートの建物ばっかり。
国際通りのある中心街が栄えてるのは知ってた。
けど、田舎の方に行けば
石垣があって、赤瓦の木造で縁側のある平家の古民家が並ぶと思ってた。
イメージするような家は一軒も見つけれなかった。
「ベスト・キッド2」のあの光景は
何だったのか・・・
存在しないのか・・・
外国人の作り上げた日本の間違ったイメージを
日本人である僕が
長年信じていたのか・・
うぅ。。情けない。。
今「コブラ会」というドラマがNetflixで配信されてる。

「ベスト・キッド」から35年近く経った現代を舞台に
当時と同じ役者が同じ役柄を演じる
「ベスト・キッド」の続編だ。
これが凄く面白い。
人気があって既にシーズン3まで作られてる。
成人した主人公は結婚して子供もいる。
車のディーラーとして成功していて
優雅で現代的な生活をしてる。
そんな主人公が仕事や家庭の事で行き詰まって、
カラテを教えてくれた師匠の故郷である
沖縄を訪ねる場面が出て来る。
「ベスト・キッド2」で描いた沖縄!
どうする気だ。
当時、高校生だった僕は騙されたけど、
もう騙されないぞ。
ライブでも何度も何度も行ってる。
舞台は現代
どう見せるんだ?
さぁ、さぁ、
えっ!!
ネタバレになるけど、
訪れた思い出の村は、
なんと!
当時の面影は全く無く、
大型のショッピングモールになってる
というオチでした。

強引に持って行ったなぁ
まぁ、そうするしかないでしょう。
沖縄県の宮古島に行ってきました。
ここでも「ベスト・キッド2」の光景を見つける事ができなかったけど、
沖縄本島より静かで、自然も多くて
短い期間でしたが、
ゆっくりできました。

水着がなかったから海に入らなかったけど
水温が気温より高くて泳げそうでした。

自然豊か 野生の孔雀が増えすぎて駆除の対象になってるそう。

野犬がいっぱい居る。

宮古島のカレーは黄色くって懐かしい味がする

静かで落ち着いた街並み

コロナなので居酒屋で飲むのは諦めて、
泊まってるゲストハウスでバーベキューした
1月31日に予定されてた
沖縄Outputでのクリトリック・リスのライブは
3月20日に延期となりました。