ナカムですん。
たまには自分の話から…。
僕は40になった時にジャズを聴き始めました。
別に大した意味はないんだけど、40過ぎたらジャズ聴いてても良いだろくらいのニュアンスで。
で、50になる時に、40のジャズと同じようなことは何かないかな?と探してて、たまたまテレビで観た神田松之丞(当時)の講談と立川志らくの落語に魅せられて、講談や落語に興味を持ち始めました。
神田松之丞(現・伯山)に関して知れば知るほど、その人物像に興味がわいていき、最近では寄席にも足を運んでおります。
先日も所沢ミューズで行なわれた独演会を観るために、Fライナーで1時間揺られながら所沢の航空公園へ。
2時間強の高座を観て、またFライナーに揺られながら横浜に帰ってきました。
そんな伯山先生を僕は、「古典芸能のジミ・ヘンドリックスだ」と称したこともあったんですが、最近ちょっとそれは違うかなと思い、さしづめ彼は古典芸能のスティーヴィー・レイ・ヴォーンではないか…と思っております。
自ら「絶滅危惧職」と称した講談の世界を蘇らせ、ブームを越えて社会現象になっている辺りは、かつてスティーヴィー・レイがブルースをメインストリームに引き戻した時のそれと似た印象を受けるわけです。
一方、立川志らく。
今やテレビでも大人気(いろんな意味でw)、神田伯山同様、なかなかチケットが取れない落語家の一人です。
昨年の年末に志らく師匠の独演会を観る機会がありましたが、その時に聴いた演目のひとつが「時そば」でした。
落語界ではもはやスタンダードを越えてクラシック。
多くの人たちが演じる古典落語の一つです。
しかし、内容は同じとは言え、噺家によって全く違ってくるのが落語の世界。
要するにこれって音楽で言うところのカヴァー。
演ずる人の解釈一つで如何様にも変化する面白さが落語にもあるんだと気付かされました。
落語は師匠から弟子へと演目が受け継がれていくものですけど、音楽もまた、演者から演者へと受け継がれていく…ロバート・ジョンソンのブルースをローリングストーンズがカヴァーするのと同じですね。
いや、もっと言えばクラシックの音楽もまたそうやって受け継がれてきたものだから、そういう意味ではやはり音楽も古典芸能も、やっていることにそう変わりはないのでしょう。
立川志らく年末恒例の独演会が今月の17日によみうりホールで行われるんですけど、そこではこれまた古典落語の名作「芝浜」を演じることが発表されております。
僕も観に行く予定ですので、今から非常に楽しみデス。
余談ですが僕の最近のモットーは「Rockを通じ、人生を学ぶ」です。
これはまあ、空手の世界の教えみたいなものを自分なりに解釈したものなんですけど、最近は自分の中で「何事もRockに置き換えるとわかりやすい」的な考え方が生まれてきてるので、この空手の教えをRockにアレンジして活用しているわけです。
まだまだ世の中には面白いことが沢山あります。
これからもRockを通じて楽しい人生を生きていこうと思う次第です。
うん、うまいことまとまった。
へばな!!
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CHICKEN and DOGS
drum:YUTA
bass:SHIN
read:HIRO
side:KEN-ICHI
Play Loud!
Rock or Die!
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