ジョナさんを出て、5月公演のチラシをもらいに
チケットセンターを覗いてしばらくすると、開場♪
リクエスト色紙を、あの方でお願いして(苦笑)
技芸員全員のサイン入り手拭いを購入し、
「干菓子」を買いながら
『お干菓子好きって言ってたのにぃ』と
会えなくなった王子様のことを思い浮かべてみたり。
人形と一緒に写真が撮れると言われてみたけれど、
今一歩、根性がなかったので声が掛けられず…
権太と一緒に…いや、権太ワンショットで良かったから
写しておけばよかったなぁ、権太…権太…ゴンタくん
客席へ入場〜♪
今回のお席は後方ではありますが、センターで有難い位置でございます。
大阪での「感謝の集い」ん時ゃ、行かれないかも知れないからって
端っこの席にしてもらっちゃったから、あん時ゃ後悔したね(苦笑)
『用命天王職人鑑』
紀尾井ホールでの『用命天王職人鑑』とは違う『らしい』感じの舞台でした。
紀尾井では、一人遣いだったこと、進行役の山川さんの話で思い出した(苦笑)
そうだ、そうだ、玉女さんが一人で遣っていたんだっけ?
なんか竜とかも違ったよね、鐘入りの前にも面白い人形いたよね、
心で大笑いしたの思い出した『斬新過ぎだってばぁ〜』って。
『ご挨拶』
幹部技芸員さんの総ご挨拶は豪華でしてね。
住大夫師匠もお元気そうなので嬉しい限りです。
源大夫師匠はなんだろ…色気のある姿だわぁ〜と。
ミーハーな私は寛治師匠の御挨拶の時は
『キャーキャー』と(もちろん心で)叫んでいたのでした。
蓑助師匠、文雀師匠…と続いた時にゃ〜もぉ〜
ミーハーにはたまらなくて、キュンキュン言ってましたわ。
(休憩)
『花競四季寿』
「万歳」
床には團吾さん♪
はまぐりでもあまぐりでも、なんでもいいわ、
と、双眼鏡で覗く團吾さん♪
「海女」
あまちゃん…
義太夫連中は人形と同じ正面の舞台です。
こりゃ、目移りしないで目に優しい構成ですね(苦笑)
始ちゃんだぁ〜、ムー(睦)ちゃんだぁ〜、
清十郎さんだぁ、だぁ、だぁ〜
と、やらかしているうちに、また、いつの間に「月」の姿が…
学習能力がないから、いつ「月」が出て、消えるのか見逃す。
「関寺小町」
アクシデント発生らしかったのですが、私のいた席からでは
もちろん詳細はわからないですし、
憶測すらも浮かんでこない…
後でまわりのお席のお客様の憶測に耳を傾けて「ホゲェ〜」と思うばかり。
「海女」のタコで和んだ後、小町に移るまでの暗転と静寂…
それはいつものように空気が変わって行きました。
いつもと違ったのはその後で、
鼓が響いたあとに聴こえてくるはずの声が聴こえず…
床で裏方さんがソソと動いて、
源大夫師匠となにやら交わしている。
舞台上の人形になにかあったのかしら?
それとも装置とかのトラブル?
そのうちに(たぶん相子くんの)見台が出て来るし、
その相子くんが楽屋着姿(?)で、
顔を覗かせて様子窺いをするような…
そして、不釣り合いな肩衣の呂勢さんが座に着く。
おりょりょ…
実は当日、配られていたプログラムなどは
汚さないようにと、早々にクリアフォルダにしまっていたので
舞台を見て、配役を知る状況だったので、
もしかしたら、当初から二人で語るようになっていたんだけれど、
どなたの交代で、急遽、呂勢さんが出てきたのか…とも思ったり。
「関寺小町」はそれほど好きな演目ではなかったのだけれど、
回数を観て行くほどに好きになって来た演目で、
今では「鷺娘」よりこちらの方が好きかも知れない、と、
思って舞台に明かりが当たるのを待っていたほどで。
リリリリ…と聞こえる虫の音と、
荒れた野に小さく腰を下ろした小町の姿が
秋の風に揺れる枯草と混じり合って切ない。
切ないのよ、切ないの。
最期の「柴の庵に帰りけり」ここでカーーーーーーンッ!!と
泣いちゃうのが、最近の私のオチどころたったりする(苦笑)
とろが、夕べの小町ちゃんは序盤からウルウル来ちゃって、
中盤じゃ、こっちが芝居みたいに涙が落ちて来ちゃって、
自分の愚かさと、恋しく思える人を想う小町ちゃんの心が痛い。
50近くなっても、こんな有様の自分と
これからも老いていく未来の自分と
小町ちゃんが重なっていく。
生きて来た道はあまりにほど遠いけれど、
私も小町ちゃんみたいに孤独を味わうのだろうな…
と、そこまでは考えていなかったけれど、
アレコレ、フワフワと浮かび過ぎり…
その間も源大夫師匠の声は届いていたし、
なんの不安も感じなかったし、
「そう言う演出さ」と言われてしまえば、
納得も出来てしまったろうに。
源大夫師匠が小町なら、
呂勢さんはその杖だった…
そんな感じにも思えて、それでも泣けた。
二人とも、すんげぇ、カッコイー。
カッッコいぃ〜!
かっこよすぎて、また泣いた。
「鷺娘」
小町ちゃんが強すぎて、
耳に入って来ない。
勘十郎さんの鷺娘も目に入らない、
ダメだ、まだまだ…文雀さんの鷺娘がアタマから離れない。
(休憩)
まだ余韻が強くて、風に当たりに外へ出たほど…(苦笑)
さ、お待ちかね本日の目玉
ファン感謝祭『天地会』です。
『義経千本桜 -すしやの段-』
キュートな團七師匠の語りで始まり、
実力派の燕三さん、清十郎さんに交じり、
コミカルな語りを聴かせて下さる面々も多々♪
こうこなくっちゃ!『天地会』ですもんもん。
ツボは玉女さんの権太ですかねぇ〜。
代わる代わる入れ替わる太夫陣の肩衣が
ズルイ。
数年前の感謝の集いでの『野崎村』でも
呂勢さんは三味線弾きっぱでしたが、今回もですね(苦笑)
今回は足を痺れさせなかったようで、良かった良かった。
人形では、時々、首があらぬ方向を見たり、
アップテンポの曲に合わせているかのように
首を小刻みにリズムとっているかのように
ちょっとした動きがどれもこれも「ヤバし」でした(笑)
靖くんの梶原はなかなか堂にいったものでしたが、
ちょっと高かったというか棒立ち?のせいか
左の清五郎さんがなんとも辛そうで、お気の毒(苦笑)
でも、かっこよかった靖くんの梶原。
かっこよかったと言えば、始ちゃん。
なぜ、そんなに様になっている(笑)
腰に当てた手が、それっぽくて可笑しい。
最後は舞台に何人いるんだぁ〜って感じ。
特別だから主使いだけではなく、左遣いも足遣いも
みんな頭巾なしだから大所帯。
不思議なもので、普通なら
人形だけしか見えない(意識しない)のに
もう、人形の姿が意識から消えちゃって(苦笑)
アレよね、背景は動かないモノだから
残像となって記憶されるから、
そこに頭巾かぶった人がいても消えちゃうので、
主使いさんが出遣いでも然程、気になるもんでもない。
そこはホラ、本業さんと違うから主使いだけでも
目立つのに全パーツが出遣いだから
背景をも隠しちゃって、ミーハーにゃ
たまらなくご機嫌な舞台上でしたわ。
もう、ドリフみているみたいに大爆笑して疲れちゃった(苦笑)
4月にも大阪で『天地会』があったし、
なんだか、感謝の集いの時にくらべたら
「レベルアップしてんじゃね?」って(笑)
あぁ…良かった…チケットが取れて、本当に良かった(涙)
最後は咲大夫師匠の音頭で『大阪〆』。
音痴の私にゃ、この『大阪〆』ってのが苦手で。
こう言う時ばっかりは『関東一本〆』が気持ちよく思えちゃう自分ッス。
こう言うところが関西に染まれない部分なんすね。
仕方がないところでありんすけどね、こればっかりぁ。
どうせ、親父は『ひ』と『し』がわかんねぇーような人ですから。
と、上手に『大阪〆』が出来なかったので
いじけて劇場を出たのでした。
9月のチラシを持っている方がいたので、
探そうと思っていたのに忘れてしまって…
待ちに待った通し狂言つぅことで、9月はお友達も誘おう!
沼津は呂勢さんで聴きたいなぁ〜、無理かなぁ〜、
前に聴いた呂勢さんの沼津が大好きだったんだもん。
だいぶ前で忘れちゃったけど(苦笑)
「ステキ」って思ったのは覚えてるからさ。
『Gパンde文楽 MIX』
別館と言うより「ピグ」がメイン。「なう」もお試しチュ♪遊びに来てね♪

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