2021/1/15
綾部市物部町の古社・上市八幡宮社を見る! 綾部の文化財
京都府文綾部市物部町大渕37番地の1には祭神・誉田別天皇(応神天皇)を祀る八幡宮神社がある。創祖の年月日由緒等は不詳であるが、天明三(1783)葵卯八月一三日に再建竣工された記録が残っている。八幡宮御社殿御再建ノ記録(古文書の写し)『八幡宮御本社并御上屋御再建 発起 安永九(一七八〇)子之九月同十歳之春ヨリ御財木寄七 同歳 従 九月御普請ニ取掛リ天明三(一七八三)葵卯之七月廿六日御棟上 同歳八月十三日夜に御遷宮発願主 御普請惣元〆 人見安左衛門 谷口権助 人見六郎右衛門 同世話人 松下市良兵衛 谷口十右衛門 人見清左衛門 市村又祭神は誉田別天皇(応神天皇)兵衛 坂口喜兵衛 谷口新右衛門 大工棟梁 花倉村 今井萬右衛門 同 脇棟梁 同村 今井八右衛門 彫物師 柏原 中井権治 屋根師 二箇村 新井文右衛門 御普請惣渡 銀高壱貫六百五拾文目 米高 拾壱石 御普請請職人工数 八百三拾工 内百工ハ彫物師代三百匁 四拾五工 屋根師代 百拾匁 残り六百八拾五工 番匠井木挽共 代残リ壱貫弐百四拾匁 一工 壱匁八分壱厘』
以上は坂根篤二家に伝わる古文書による。
なお、当社の裏山には古墳一五基程あり、古墳時代後期の古墳と思われる。
(例祭日)
一〇月一〇日 往時は屋台も引出し奴振りの練込みがあったが、今は、途絶えており何とか復活が望まれるところである。宵宮には夕方六時頃から氏子全員が参拝し、宮司が例祭の式典を厳修しその後、神輿への神霊遷が執り行われる。また式典の中では子供太鼓が(昭五二年から)威勢よく打たれ奉納される。式典が終って後は、石段下の庭で子供全員による奉納太鼓が賑やかに繰り広げられる。翌祭の当日は、早朝から氏子全員が参拝しその後神輿の渡御が行われ、樽神輿、子供太鼓に供奉し上市町内を巡行する。
(境内杜)
◎高倉神社 祭神 高皇霊日並命 創祀年月日不祥 元禄七甲戌年当村西ノ奥字高倉に鎮座 移転再建
◎稲荷神社 祭神 倉稲魂神 創祀由緒等不詳 綾部藩社寺要記に「稲荷大名神 小社ニテ上リ屋四尺ニ五尺也 外ニ舞堂二間ニ五間」とあり
◎大川神社 (小祠)本社の左側高倉社との間 八月一日の大川祭には朝早く組順の当番の者が旧岡田下村大川神社へ代参し大川神社のご神札を受け祠に年中お祀りをする。当日は町内全戸からお参りし、家内安全五穀豊穣町内の平安興隆を祈顧する。
◎天満宮 (稲荷神社と合祀)八月一日の天神祭には朝早くから子供衆により境内を清掃し天神さまをお祀りする。午後は大川祭の後三時頃より自治会婦人会と合同し総がかりでいろいろと神賑いの準備をし、夕方からみんなのお参りを待つ。夜は金魚すくい、ヨーヨー、西瓜割り、いか、なんば、かき氷などの催し物があり町中が一日を楽しく過す。
◎秋葉神社 祭神 火之迦具土神(火産霊神)「綾部藩社寺要記」の頁一二に「秋葉山 松下山凡十間四方 大谷ニ立ツ是ハ先年ヨリ遥拝之場所ニ御座候処 当時二間四面之篭リ堂有リ」と記されており、古くから秋葉山の本宮の遥拝所に祀られた社であり、古来防火の神として広く厚く深い崇仰が寄せられている。七月二三日には例祭が営まれる。(平成二年からは宮司が祭典をご奉仕している。)この秋葉祭の日は、朝から当番地区の人達が参道や境内の清掃をして参拝する、また上市の人は、組順の当番で午後幟を立て山に登り参拝し社頭で宮司が例祭を厳修執行しその後、願串焚上祭を執行する。願串(護摩木)は社頭でも分与し願い事と氏名を記入したものを宮司が奉上して大庭燎に投入れ焚上げられる。焚上祭が終った後は、引続き当番の人々によって、大庭燎が焚かれ太鼓を打ち宮篭りをして宵宮を奉仕する。朝迄火の番をしつつ太鼓を打つ。当番の者は、供え物を始め諸祭具・水・食事等々重い荷を背負って夏の山を登り、宵宮の篭りでは蚊と戦いながら朝迄の寝ずの奉仕が行われるのである。 (『物部史誌』)
1.上市八幡宮神社の見事な木造両部鳥居を見る!

2.神輿蔵

3.改築された左側の参集殿を見る!

4.更に参集殿前から社殿を見上げる!

5.社殿を見る!

6.一寸変わった阿形の狛犬(子持ち)です!

7.吽形の狛犬

8.正面の八幡宮社見る!

9.八幡宮社の本殿を見る!

10.本殿の脇障子を見る!

11.本殿の左側に鎮座する天満宮

12.同上 アップで見る!

13.本殿右側に鎮座する大川 神社を見る!

14.本殿の右側に鎮座する見事な高倉神社

15.本殿の覆屋を右側から見る!

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以上は坂根篤二家に伝わる古文書による。
なお、当社の裏山には古墳一五基程あり、古墳時代後期の古墳と思われる。
(例祭日)
一〇月一〇日 往時は屋台も引出し奴振りの練込みがあったが、今は、途絶えており何とか復活が望まれるところである。宵宮には夕方六時頃から氏子全員が参拝し、宮司が例祭の式典を厳修しその後、神輿への神霊遷が執り行われる。また式典の中では子供太鼓が(昭五二年から)威勢よく打たれ奉納される。式典が終って後は、石段下の庭で子供全員による奉納太鼓が賑やかに繰り広げられる。翌祭の当日は、早朝から氏子全員が参拝しその後神輿の渡御が行われ、樽神輿、子供太鼓に供奉し上市町内を巡行する。
(境内杜)
◎高倉神社 祭神 高皇霊日並命 創祀年月日不祥 元禄七甲戌年当村西ノ奥字高倉に鎮座 移転再建
◎稲荷神社 祭神 倉稲魂神 創祀由緒等不詳 綾部藩社寺要記に「稲荷大名神 小社ニテ上リ屋四尺ニ五尺也 外ニ舞堂二間ニ五間」とあり
◎大川神社 (小祠)本社の左側高倉社との間 八月一日の大川祭には朝早く組順の当番の者が旧岡田下村大川神社へ代参し大川神社のご神札を受け祠に年中お祀りをする。当日は町内全戸からお参りし、家内安全五穀豊穣町内の平安興隆を祈顧する。
◎天満宮 (稲荷神社と合祀)八月一日の天神祭には朝早くから子供衆により境内を清掃し天神さまをお祀りする。午後は大川祭の後三時頃より自治会婦人会と合同し総がかりでいろいろと神賑いの準備をし、夕方からみんなのお参りを待つ。夜は金魚すくい、ヨーヨー、西瓜割り、いか、なんば、かき氷などの催し物があり町中が一日を楽しく過す。
◎秋葉神社 祭神 火之迦具土神(火産霊神)「綾部藩社寺要記」の頁一二に「秋葉山 松下山凡十間四方 大谷ニ立ツ是ハ先年ヨリ遥拝之場所ニ御座候処 当時二間四面之篭リ堂有リ」と記されており、古くから秋葉山の本宮の遥拝所に祀られた社であり、古来防火の神として広く厚く深い崇仰が寄せられている。七月二三日には例祭が営まれる。(平成二年からは宮司が祭典をご奉仕している。)この秋葉祭の日は、朝から当番地区の人達が参道や境内の清掃をして参拝する、また上市の人は、組順の当番で午後幟を立て山に登り参拝し社頭で宮司が例祭を厳修執行しその後、願串焚上祭を執行する。願串(護摩木)は社頭でも分与し願い事と氏名を記入したものを宮司が奉上して大庭燎に投入れ焚上げられる。焚上祭が終った後は、引続き当番の人々によって、大庭燎が焚かれ太鼓を打ち宮篭りをして宵宮を奉仕する。朝迄火の番をしつつ太鼓を打つ。当番の者は、供え物を始め諸祭具・水・食事等々重い荷を背負って夏の山を登り、宵宮の篭りでは蚊と戦いながら朝迄の寝ずの奉仕が行われるのである。 (『物部史誌』)
1.上市八幡宮神社の見事な木造両部鳥居を見る!

2.神輿蔵

3.改築された左側の参集殿を見る!

4.更に参集殿前から社殿を見上げる!

5.社殿を見る!

6.一寸変わった阿形の狛犬(子持ち)です!

7.吽形の狛犬

8.正面の八幡宮社見る!

9.八幡宮社の本殿を見る!

10.本殿の脇障子を見る!

11.本殿の左側に鎮座する天満宮

12.同上 アップで見る!

13.本殿右側に鎮座する大川 神社を見る!

14.本殿の右側に鎮座する見事な高倉神社

15.本殿の覆屋を右側から見る!

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