2020/5/5

京丹波を見る!何鹿郡(綾部市)の延喜式内社十二社の一つ高蔵神社を見る!  綾部の文化財

京都府綾部市(元何鹿郡(いかるがぐん)西坂町宮ケ嶽21には建内宿禰(たけのうちすくね)を祀る延喜式内社の高蔵神社(たかくらじんじゃ)がある。手水舎の横に、牛頭天王を祀った小祠があり、鳥居を潜ると参道正面に本殿覆屋があり、右手に摂社・八幡神社、左手に摂社・若宮神社が祀られている。創祀年代は不詳。もとは、現在地の南にある宮ケ岳山頂に鎮座していたが古代のある時期に現在地に遷座したという。社伝によると、源頼光が大江山の鬼退治の際、当社に祈願し、鬼射祭を行ったという。杉の板に「鬼」の文字を書き、三人の子供に射抜かせるという神事で、今でも行われているという。境内左手、若宮神社の左側には、稲荷神社の小祠、厄除神社と大山祇神社の石が祀られている。本殿覆屋の屋根に、神紋の三つ巴紋が付けられている。物部誌史によると延喜以前の創設である。初めは宮ヶ嶽の頂上に祭ってあったのを中古現地に遷し祭ったものであるという。物部村宛の指令は次のとおりである。何鹿郡第三区西坂村「其村鎮座高蔵神社延喜式内に相違無之今般詮議決定候条此旨相達候事」明治十年六月京都府とあり、社名(号)については、「新訂増補国史大系延喜式」には、高蔵神社(タカクラカミノヤシロ・タカクラカムヤシロ)の二種類乃訓がつけられており、中院家本には「高蔵神社」と訓は空白となっている。社名のいわれはわからないが、今も小字名に「高倉」があり、律令制時代にここに食料などを保管する高蔵が建立されていたのか、その由緒から社名がつけられたものと思われる。
今の御社殿は、南方に聳える宮ヶ嶽の麓に東面して建つ。本社の本殿は、棟札から、享保14年(1729年)九月吉辰に建立されているが、これは多分再々建であろうと考えられる。当社の特異神事として社伝記録に「源頼光が大江山の鬼退治の際、大江山山系が一望できるこの高蔵神社に参詣し、諸願成就の上は再度参拝すると祈宣し、その前兆として、鬼射の神事を執り行ったと云う。今にこの神事が三月二十八日の脇宮、八幡宮社の例祭りの日に神事として執行されている。それは、長さ一尺幅三寸の薄い杉板の1枚に、鬼の字を書き、別の1枚の杉板には、左馬の字を書き、各々を庭中に建てた的の上につるし置き氏子中の両親がそろった3人の男子児童が半弓を以て先に鬼の字を次に左馬の字を射抜かしむ。」(社伝記録文書より)とある。


1.明治政府が明治7年(1874)6月から「教部省達第28号」により各都道府県に調査を命じ、京都府は明治8年7月より寺社掛が調査編纂した。この「延喜式内並国史見在神社考証(えんきしきないならびにこくしけんざいじんじゃこうしょう)」と呼び、18冊に編纂され、京都府総合資料館に保存されている。何鹿郡(いかるがぐん)之部では12社とされ、既に9社を紹介して来た。ここに描かれたものを掲載します。
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2.手水舎
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3.手水舎の横にある牛頭天王を祀る祠
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4.高蔵神社全景 撮影4月4日で桜が満開です。
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5.神社の駒札
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6.鳥居と社殿を見る!
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7.鳥居の扁額を見る!
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8.拝殿を正面に見る!右手は摂社の八幡神社です。
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9.石灯籠と神社標柱を見る!
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10.拝殿の右手には見事な集会所がある!
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11.右手の集会所、真中の神輿蔵、そして摂社の八幡神社です。
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12.拝殿正面
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13.拝殿の左側の摂社の若宮神社
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14.若宮神社の更に左側の稲荷神社と厄除神社・大山祇神社の石が祀られている。
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15.左側から見る!拝殿と本殿の覆屋
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15.本殿の覆屋の屋根の神紋の三つ巴紋です!
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16.本殿正面を見る!
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17.本殿を右手から見ると覆屋と本殿が良く判る!
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