2017/10/17

越後を見る!28.佐渡の両津に指定文化財の能舞台を持つ八幡若宮神社  文化財研修記

佐渡には現在33ヶ所の独立能舞台があり、殆どが神社に併設されています。八幡若宮神社は,佐渡汽船ターミナルの南300メートルに鎮座する。参道は市立保育園の敷地でもある。一の鳥居と二の鳥居の間に車道が通っている。「神社明細帳」に「加茂郡湊町字川方 村社・八幡若宮社」とある。創立年月は不詳であるが、湊町の産土神で,もと「若宮八幡神社」と称した。江戸時代は佐渡奉行の崇敬もあったという。明治6年(1873),村社に列せられ,現社号に改称した。祭神は大鷦鷯尊(仁徳天皇)であり、明治39年(1908),北野神社(文禄元年〈1592〉創立で,祭神は菅原道真朝臣)を合併した。境内に大渡海神社,(船玉神社,琴平神社,大鰭神社,秋葉神社,龍王神社を合わせたもの)天満天神社,出雲大社を合祀した社殿がある。尚,「神社明細帳」が記録する境内社は4社である。秋鰭神社(佐比持神),秋葉神社(軻遇突知命),龍王神社(少童命),琴比羅神社(顕仁命=崇徳天皇)である。特記すべきは能舞台があり昭和まで使用されていた事。又、見事な佐渡様式の狛犬が一対ある。


1.見事な鳥居です!
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2.駒札
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3.見事な境内
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4.二の鳥居
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5.見事な佐渡型狛犬
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6.見事な拝殿
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7.舞台の建立年代は不明であるものの、文久3年(1863)の本間家文書「佐渡定能場届」に同神社の記録が残ることから、幕末から明治初年頃にはすでに舞台は存在していたものと思われる。この建物は東西に長い長方形をなしており、舞台は神前の北西側にある3間四方(約5.5メートル)の本舞台と東側にある桁行3間(約5.5メートル)、梁間1.5間(約2.7メートル)の後座からなり、屋根は寄棟造、瓦葺、床の高さは87.5pである。また、舞台の南側には桁行2.5間(約4.5メートル)、梁間1間(約1.8メートル)の地謡座があり、天井は全体に張ってあり、鐘穴も備えている。この能舞台は当時の建築様式と舞台構造を伝えるものであり、佐渡の能学史を研究する上で貴重である。なお、この舞台では昭和初期まで4月3日の祭礼に定例能が行われていたが、現在は中止している。
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