2011/10/30

備後・安芸の文化財と史址を見る!8.聖徳太子・足利尊氏所縁の国宝と重文の山・大本山浄土寺!  文化財研修記

広島県尾道市「元備後国(びんごのくに)」東久保町には国宝の本堂と国宝の多宝塔と数多くの重要文化財を持つ中国観音霊場第9番札所、真言宗泉涌寺派大本山浄土寺がある。1400年の昔、聖徳太子の開基といわれるこの浄土寺は緑豊かな瑠璃山を背景に「玉の浦」と呼ばれる尾道水道に向かって立浄土寺。西日本屈指の寺で明日香の昔(616年)、聖徳太子の開基と伝えられています。今日この寺を訪問して、本堂・阿弥陀堂・宝物館のJTBの社寺券を寺男の方に渡すと、たった一人にも関わらず丁寧に案内して頂いた。その中の説明をも付け加えて掲載します。さて、この寺は平安時代末は高野山に縁を結び、その後700年前の鎌倉時代には奈良西大寺叡尊興正菩薩の弟子である定證上人によって再興され、その時は奈良西大寺派の律宗となりました。さらに江戸時代、京都の皇室の菩提寺である御寺泉涌寺の末寺として1,400年の法燈を継承しています。御本尊である秘仏・十一面観世音菩薩(平安時代中期・国重文)は「身代わり観音さま」として広く信仰を集め、参拝者が後を絶ちません。観音様の寺、茶の寺、文化財の寺として市民に親しまれております。撮影禁止が多くて皆様に掲載して見て頂けないのが残念ですが、言葉でつけ加えてみますと、実に見事な数多くの文化財があることです。建築物・仏像では2つの国宝、本堂「嘉暦2年(1327)」と日本の三大名塔の一つと云われる多宝塔「元徳元年(1329)及び国重文の阿弥陀堂「康永4年(1345)」、山門「元徳元年(1329)」は写真を掲載しています。先ず第一の特徴は聖徳太子創建の寺として、国重文の建武5年(1338)木造聖徳太子立像(南無仏太子像、三歳、頭部に建武5年10月24日院勢作の銘あり)、暦応2年(1339)2つの木造聖徳太子立像(真俗二諦摂政像)があること。第二は京都府綾部市「元何鹿郡(いかるがぐん)上杉庄(うえすぎのしょう、上杉謙信の上杉姓の発祥地)で生まれた初代室町将軍足利尊氏公の所縁の寺として足利尊氏公供養塔(宝篋印塔、南北朝時代、国重文)、建武3年5月(1336)二度目に浄土寺を訪れた尊氏公は弟・直義らと共に観音経にちなんだ三十三首の和歌を奉納して戦勝を祈願した。その紙本墨書観世音邦楽和歌(建武5年5月5日足利尊氏証判あり)は国重文となっている。又宝物館には足利尊氏公念持の木造阿弥陀如来立像(南北朝時代)、絹本著色足利尊氏将軍画像(市指定文化財)等がある。足利家の家紋「二つ引き両」は浄土寺の寺紋です。第三は国重文の巨大な鎌倉時代の絹本著色両界曼荼羅、絹本著色仏涅槃図や室町時代の市重文で源氏物語を描いた60面の扇面を6曲1双の源氏物語絵扇面散屏風がある。第四は年中行事・法要が素晴らしいことである。例えば、2月3日の星祭節分会、4月第3土曜日・日曜日春観音まつり、8月18日隔年の吉和太鼓踊奉納、10月第3日曜日の土砂加持法要、10月下旬〜11月初旬の尾道源氏絵まつりです。第五は全国に類を見ない浄土寺の寺域全体が国指定文化財であること。最後に足利尊氏公の和歌を一つ「わだつみの ふかきちかいの あまねさに たのみをかくる のりのふねかな」

1.浄土寺案内板(浄土寺は現在平成の大修理で庫裡、方丈など平成20年1月から平成25年の修理完了まで駐車場が利用できません。)
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2.JR山陽本線をくぐって浄土寺へ
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3.天明3年(1783)石燈籠
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4.浄土寺の山門を下から見る(国重要文化財、南北朝時代(1345)
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5.山門を横から見る。
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6.山門前の享和2年戌の銘のある石灯籠
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7.国宝の本堂(和洋の中に天竺様を取り入れた折衷様の本堂は日本を代表する密教本堂です。すらりとした軒反りの美しさは中世建築物の中でも筆頭です。鎌倉時代嘉暦2年(1327の建築)
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8.手水舎とその裏に国宝の多宝塔が見える
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9.本堂に向かって左側の鐘楼と尾道水道(玉の浦)
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10.左側は平成の大修理の方丈・庫裡、真中は本堂、右は重文の阿弥陀堂(本堂・阿弥陀堂の中には見事な仏像や巨大な鎌倉時代の絹本著色両界曼荼羅、絹本著色仏涅槃図等がある。
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11.国重文の阿弥陀堂と国宝の多宝塔
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12.国重文の阿弥陀堂(南北朝時大、康永4年(1345)の建物、屋根のそりが穏やかで、均整のとれた蔀戸(しとみと)とともに洗練された和様の建築物です。
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13.国宝の多宝塔(軒の垂木、蟇股(かえるまた)なども美しい多宝塔は日本の三大名塔にあげられている。
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14.多宝塔を逆な角度で見る
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15.江戸時代の名勝庭園
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16.客殿の上段の間
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17.客殿の襖絵は近年に描かれたもので絵師の名前は手帳に書きもれ残念忘れました!
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18.境内から玉の浦(尾道水道)を見る!雨で曇っている。
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足利尊氏公は京都府綾部市上杉庄の産です!下記をクリックして見て下さい。
http://star.ap.teacup.com/ayabebunnkazai/411.html

上杉謙信の上杉の姓は綾部市の上杉庄が発祥地です!クリックして見て下さい。
http://star.ap.teacup.com/ayabebunnkazai/275.html

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