2011/10/2

小浜市の文化財・史址をを見る!その2.奈良東大寺のお水取りの源流「お水送りの若狭の鵜の瀬」  文化財研修記

福井県小浜市は若狭国(わかさのくに)の一宮がある国府です。今回は「奈良東大寺のお水取り」の源流である「お水送りの鵜の瀬」を見ます。何故鵜の瀬がお水送りの場となったか理解できるでしょう。時は西暦710年、奈良に平城京が造られ、聖武天皇ご在位の752年春に、東大寺において国家を挙げての盛大な大仏開眼供養が行われた。若狭ゆかりの「良弁僧正(ろうべん)」が、その初代別当(開祖)なのです。その良弁僧正はこの若狭の鵜の瀬の生まれで、赤ん坊のとき大鷲にさらわれ奈良の現・東大寺の松の木にぶら下がっているのを見つけられ、救われ、後、大僧正となった話は有名です。さて、若狭神宮寺に渡ってきたインド僧「実忠(じっちゅう)」は、その後東大寺に二月堂を建立し、大仏開眼のニヶ月前から(旧暦二月)天下世界の安寧を願い、14日間の「祈り法要」を始められてた。「修二会(しゅにえ)」とこの行の初日に、実忠和尚は「神名帳(じんめいちょう)」を読みあげ、日本中の神々を招かれ行の加護と成就を請われたのですが、若狭の「遠敷明神(おにゅみょうじん)」だけが漁に夢中で遅れて、三月十二日、修二会も終わる日の夜に現れた。遠敷(おにゅう)明神はお詫びに二月堂のご本尊にお供えする「閼伽水(あかすい)」(清浄聖水)を献ずる約束をされ神通力を発揮されると、地面がわれ、白と黒の二羽の鵜が飛び出て穴から清水が湧き出ました。若狭の根来白石の川端より地下を潜って水を導かせたと伝えています。この湧き水の場所は「若狭井」と名ずけられ、川端は「鵜の瀬」と呼ばれるようになり、古来より若狭と奈良は地下で結ばれていると信じられてきました。その若狭井から「閼伽水」を汲み上げ本尊にお供えする儀式が、大和路に春を告げる神事「東大寺二月堂のお水取り」でありその神約を護り伝える行事が若狭小浜の「お水送り」です。

1.鵜の瀬公園・資料館を対岸の駐車場より見る
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2.鵜の瀬を上流から見る
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3.観光案内板
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4.奈良東大寺の初代別当(開祖)良弁大僧正はここの産!後ろに白石神社見える!
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5.良弁大僧正の説明版
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6.白石神社。境内には小浜市指定天然記念物の椿の群生がある。
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7.鵜の瀬公園・資料館
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8.資料館の中に祀られている「遠敷大明神」見る角度で寒気がします!
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9.3月2日の鵜の瀬の「水送り」館内写真(毎年夜の行事を見る為、綾部市からはバス旅行があります。年取って寒いのが苦手になった小生は参加していませんが、皆様にはぜひ参加頂き、お水送りの動と静、火と水の華やぎの神事に参加して徒歩で鵜の瀬へ行って下さい。夕闇が迫まる神宮寺の回廊から赤装束の僧が大松明振り回す「韃靼(だったん)」の行に始まり、境内の大護摩に火が炊かれると炎の祭典は最高潮に達する。やがて、大護摩から松明に貰い受けた火を手に、二キロ余り上流の鵜の瀬へむかう。法螺貝(ほいらがい)音と共に、山伏姿の行者や白装束の僧侶らを先頭に、皆さんを含んでさ3,000人もの松明行列が続く。鵜の瀬の川原で大護摩が炊かれ、住職が「送水文(そうすいもん)」と共に御香水を筒から遠敷川へ注ぎ込む。悠久の歴史とともに若狭の自然と、火と水は一体となり十日間かけて大和国(やまとのくに)東大寺に至る。(小浜市発行パンフレットを一部抜粋)
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10.鵜の瀬入口 その1.
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11.鵜の瀬入口 その2.
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12.鵜の瀬神社
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13.遠敷川(おにゅうがわ)の鵜の瀬の水は冷たい!鵜の瀬の名水は湧き出ているのです!
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14.川原には大護摩のための窪みもあります。
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15.遠敷川・鵜の瀬の対岸には注連縄(しめなわ)が張られています。
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16.鵜の瀬は元々若狭一宮の神域です。次回は若狭一宮の夫の神社「若狭彦神社」、その次には若狭一宮の妻の神社「若狭姫神社」を見ます。
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