炭水化物を取らないとやせる。
3日で5キロやせる、とか言われている。
たしかにそうだが、これは一時的なものだそうだ。
炭水化物は水と結合しやすく、炭水化物の五倍から六倍の重量の水を引き込んでいる。
体から炭水化物が、仮に500グラムなくなれば水も一緒になくなって3キロ減るわけだ。
炭水化物を取らなければ容易に体重が減る理由がここにある。
要するに、また食べればまた増える。
食べなければ弱る。さて、どちらをとるか?
ほとんどの科学者はローカーボダイエットに反対だ。認める人はほとんどいない。
長期的な視野では、炭水化物を多く取り、脂肪やタンパク質を抑えた食事をするのが健康にはいいらしい。
日本人が世界一長寿なのも、炭水化物が多く、脂肪を抑えた日本食を食べているからである。
また、日本人が炭水化物を取らないとむしろ危険だ。
どういうわけか日本人のインスリンの分泌レベルは西洋人のそれより低いらしく、
西洋的食事を続けていると糖尿病になる危険性が高まる。
ハワイの日系人に糖尿病が多いのはそのためらしい。
第一、日本人にはアメリカ人のようなエコノミークラスの席に座れないほどのデブはそういないことを考えれば、
日本の若い女の子が太っていると気にすることはない。
…すべて身体運動科学の八田先生の受け売りである。
けど僕も同じようなことを考える。
よっぽど太っているならともかくとして、ダイエットなんざ
ものを食べられない国の子供たちのことを考えてみたら贅沢至極である。
すこしぽっちゃりしている方がかわいらしいのだし、そんなに気にすることはない。
もしシェイプアップしたいなら、食べないのではなく、健康的に食べ運動してやせることをお勧めする次第である。

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