一年最後の日
今年一年を振り返る。
去年の一月一日に今年の目標をいくつか(手書きの)日記に書いた。
そこで決意したことは7割がた実現できていた。
一年の計は元旦にありと言うが、まさにその通りだ。
今年は楽しかったことも嫌なことも、悲しかったこともうれしかったことも
なんでもありで充実してたと思う。
一方で自分に何が足りないか、思い知らされた一年でもあった。
自分の進路を決めた年でもあった。
農学部10類動物生命システム科学専修に内定した。
これからの人生はなんにせよ研究に携わることになるに違いない。
多く旅行をした。
初めて行った場所も多かった。
九州、群馬、東京何とかシー、○○○○○、エトセトラ…
オリンピックの年でもあった。
普段はあまりスポーツを見ないけれど、このときは見た。
多くの感動を与えてくれた。
年末の番組はオリンピック尽くしだ。
今年は災害も多かった。
運良く自分にはひとつも降りかからないですんだ。
傲慢の限りを尽くす人間に対する神の怒りか。
それにしても被災地の人々に何も罪はない。
彼らの気持ちを思うと心が痛む。
年末になるとたいてい面白くないことが起こるものだけど
今年もその例に漏れず面白くないことだらけだ。
津波で十数万人にも及ぶ人たちが亡くなったり
親と大喧嘩したり、風邪ひいたり、気分悪いこと聞かされたり…
今年一年を総括する一文字は『災』だった。
確かにマイナス方向から見れば、そうだろう。
でもそれだけか?この文字は気に食わない。ネガティブすぎる。
自分なりに今年を総括する一文字を決めるとすればそれは『幻』であると思う。
現実とは思えないことが多かった。良い意味でも悪い意味でも。
すばらしい人々も、おぞましい災害も、そして自分自身の生活にも。
今までとはまるで違う一年で、今でも夢なのではないかとさえ思う。
来年はどんな一年になるだろう。
今年の年賀状には『夢』の文字を大きく入れた。
夢に向かって大きく羽ばたける一年にしたい。
外は雪が降っている。大雪だ。

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