「今の中央競馬はあらゆる局面において寡占が進んだ状況ですが、
それは永遠とは限りません。寡占があれば、それを切り崩そうと
する者も出てきます。チャレンジする者の大半は敗れ去るでしょうが、
何らかの成功を収める人間も出てきます」
赤本のオープニングの言葉です。
ここで言う寡占とは「社台」であったり「SS」であったりします。
ノーザンダンサー系の後にロベルト系が日本を席巻し、その中から
SS全盛があったり、ナリタブライアン、ディープインパクトが
出現しました。
昨年デビュー産駒でSS直仔は最後になりました。それでもなおSS後継軍団で
の世界観であると考えていましたが、メイショウサムソン・カワカミプリンセスが
頂点に立ちました。これまでの世界観を捨てきれない僕らの考えは見事に
外れたのです。
恐らく2006年のクラシック戦線は特異なサンプルかも知れませんが、
SSラストと重ね合わせていくと偶然の一致とは片付けにくいです。