2010/3/25

疑い、調べ、考える  日常たわごと君
 
「最後の授業」という物語があります。なにそれー?知らないよぅ。という方々でも、特に昭和世代には「アルザス=ロレーヌ地方」という言葉を聞けば、あ!授業でやった記憶が何となくある!という人がいてることでしょう



どういう物語かと、あらすじをお話しますと…



普仏戦争(当時のプロイセン/現ドイツとフランスの戦争)にフランスが負けたことで、アルザス=ロレーヌ地方はドイツ領となり、以降、学校ではドイツ語しか教えてはいかんことになる。そして今日が、フランス語の最後の授業の日。国語担当のアメル先生は生徒達に「ある民族が奴隸となっても、その母語を保っている限りはその牢獄の鍵を握っているようなもの」と教え、最後に黒板に「フランス万歳!」と書いて授業を終える



あー、そういえばそんな話だったよね〜。と思い出した方もいてるでしょ?短編ではありますが、なかなか完成度の高い小説です



しかしながら、この作品。史実に基づいたものではありません



アルザス=ロレーヌ地方は、仏領になったり独領になったりという複雑な歴史があり、この小説で設定されてる時代でも、同地方で使われていたのはアルザス語が主で、フランス語は公文書の一部に使用されてた程度。その時代背景や事情からすると、アメル先生は、むしろフランス語を「押し付ける」担当であったと言えます



つまり、この作品は、フランスに都合のエエように(都合の悪いところは抜いて)描かれているというわけです。小説やからエエやんけ。と言いたいところですが、これを史実と思うてる人は多数いてますので、ええやんけ、では済まんコトもあるんやないかと思われます




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3月28日(日)
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当日1000円/with drink






小説に限らずですが、フィクションを、さも真実であるかのように信じてしもうてる、あるいは信じ込まされている例は、世に多数あります。ヒトの噂話なんて、その最たるモノでしょ?(笑



さして興味の無いコト、自分にあまり関わりの無いコトなどは、他人の話を鵜呑みにしがちです。まぁ世の中の事象のすべてを個人で検証するなんぞ、どだいムリは話なんですけど、それでもやはり、うかつに鵜呑みというのは、なるべく避けたいものです



いまはネットもありますので、個人レベルでも、かなり突っ込んだことまで調べることが出来ます。おや?えーと?などと感じたら、まずは調べてみて下さい。疑問を「感じる」アンテナは、とても大事なものです



疑問を持ち、自分で調べ、自分で考え、自分で判断する。学習のための基本プロセスであるとともに、自立した人間として生きていくためにも、持っておくべき姿勢やないかと思います



…と、ここまでが枕。続きはまた明日!
 
 

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