2009/7/23
わかってない 日常たわごと君
オレはお前らとは違うんだ!
そんなマンガのようなセリフを吐くヒトは現存するまい。と思うてたら、案外多いことに驚く夏の午後。こんばんは、anbaです。めるしーぼくー、だんけしぇーん
まぁ音楽屋に限らず、何らかの表現をしようという方々は、他者との違いこそ「命」な面がありますゆえ、多かれ少なかれ、そういう考えを持っとります。かく言うわしにもありますよw
ただ、その場合の「違うんだ」は、なんというか、個性のアピールというか、そういう意味ですわ
オレ様はお前らのような下等な生き物とは違うんだ!とか、お前らのような未熟で「わかってない」人間とは違うんだ!という意味ではないですよ(笑。それこそマンガだわ
が、しかし。そのマンガなヒトって、一般の方々の中にも、結構いてるのよね。それに驚いたわけです。

猛烈に努力してのし上がって来た人が、自分よりも未熟、あるいは怠惰に過ごしてる連中に対して「お前らとは違うんだ!」と語るのは、まぁわからんコトもないです
相手を発奮させる意味で、わざとその手の言葉を使うヒトもいてます。時と場合によりけりですが、(エエ結果を導くのに)有効なこともありますので、これも否定するつもりはありません
わからんこともない、否定するつもりもない。けどねー
どんな意図があるにせよ、それを口にするってーのは、やっぱ自分の値打ちを落とすコトになるんとちゃうやろうか?どんだけ素晴らしい技能を持ってても、素晴らしい実績を出してても、それを言っちゃあおしめえよ、みたいなw
すべてを「わかってる」人間なんぞおりません。「わかった」気分になってるだけかもしれません。いや、経験や努力で、ほんの少しばかり「わかった」のかもしれませんが、それでも富士山と砂山ほどの差はないことがほとんどです
それに、ひょっとしたら自分は「わかってない」領域を、見下してる相手は「わかってる」かもしれません。人間てなぁそんなもんですよ