2009/2/28
大根作業概論#1' 音楽総合
コンビニにての出来事。なんだお前は?なんでわしのほうをジロジロ見やがる?あ?なんか文句でもあんのか?余計な電波飛ばしてんやないぞ!おぅ、おもて出ろゴルァ!

買うてしもたやん… orz
またしてもアマイノン電波にやられ、「桃とプリンのパフェ」なる、とても顔に似合わないスイーツ(笑)を買うてしまいました。さすがにコンビニで320円もするだけあって、んまかったです。また買おw
さてさて昨日の続編。まさおさんがコメントにて「タンクを何倍にもする方法が…」と書いてましたが、まぁその方法は、あるにはあるんです。しかも、めさめさ簡単に出来る方法です。知りたい方は、いまならこのありがたい壷が格安で(違w
いやもう何かと言えば、リスナーに再生機器のボリュームを上げてもらうことなんですわ。アナログ世代や、CDを1枚ずつ聴いてる方々なら、ごく自然にやったはると思います。たったそれだけのことで、大半の音圧問題は解消されてしまうのです
が、
iPodのように、大量の音楽を持ち運べる時代になりますと、リスナーがいちいちボリュームをコントロールするなんて行為は、ほぼ無いと考えてエエでしょう。一定ボリュームに設定したまま聴くのですな
困ったことに、一定ボリュームという条件下ですと、でかい(でかく聞こえる)音のほうが「エエ音」に感じられてしまうのです。一方で、どんだけナイスなミックスをしていようが、その「でかい音」より小さければ、ショボく聞こえてしまいがちでもあるのです
そんなわけで、やたらと音圧を上げたがるのですわ。一定ボリュームという制限付きですので、音源制作の時点でタンクを何倍にもすることは出来ません。制作側からは、リスナーにボリューム操作を強制はできませんもんね(※MP3の場合は、バイナリ書き換えという裏技がありますがw
そもそも音圧競争というのは、なぜ始まったのか?
アナログレコードの時代は、クリップ(過大出力)を防ぐため、ラジオ局などでは必ずコンプレッサーをかけてオンエアしてました。それで一定の音量、音圧にしていたのです。しかし、デジタルのCDはクリップとは無縁ですので、いつしかコンプの使用は減っていきました
米国のラジオ局は、規模も小さく、DJがエンジニアや事務スタッフも兼任してることが多いので、曲を流してる間にいろいろと作業をしとるわけです。CDですのでクリップの心配もなく、曲が流れてる間は音量操作をする必要もない
ここを狙ったわけですな。音量は一定でも、より大きく聞こえれば、リスナーに与えるインパクトもデカかろうと。音圧競争が始まったきっかけやと言われてます
70年代のLPを解析しますと、RMS=20というのがザラにありました。それでも何の問題もなく、いや、心地よく聴けるのです。今の時代に音源制作するならば、現代という面を加味しても、個人的にはRMS=15ぐらいがポピュラー音楽の適正値ではないかと思うんですけどね
おっと、またしても長くなりました。続きは明日!
2009/2/27
大根作業概論#1 音楽総合
昨日の作業の続きをサクサクッとやっちゃいまして、

で、我流ながらも、せっかくノウハウを蓄積しましたので、記録がてら日記に記載しておきます
ただし、ミックスもマスタリングも、自家製の大根作業ですので、あくまでもわし自身の「記録」としてお読み下さい。あと、パラメータの設定値を公開するつもりはありませんので、どうか悪しからず
いや、ケチで言うてるんやなくてね(ケチやけどw)、公開してもあんまり意味ないんスよ。だって、録音環境も違う、使用機材も違う、プレイヤー(シンガー)も違うわけですやん?当然、設定値も違ってきますわな。それに趣味嗜好や音楽性の違いも加えると、もうワチャチャになります。そういう理由からです
レスポール弾いてるやつに、ストラトのセッティング教えても意味ないでしょ?それと似たようなもんですわ
もちろん、ミックスにはセオリーのようなものはあります。が、それもごくごく初歩の参考程度というだけで、結局のところ、ケースバイケースなのよね。書籍やWeb上で公開されてる数値を、そのまま当てはめたとしても、自分の音源のクオリティが必ずしもアップするわけではありません。なぜなら、実際にやらねばわからんことが多々あり、また、あえて書いてないことも多々あるからです
てなわけで、とりあえず今日は「超初心者でもわかる音圧概論」についてw
ある村に、ドラムさん、ベースさん、ギターさん、ボーカルさんの4人が暮らしてました。4人は共用の貯水タンクを買いまして、そこにそれぞれ持っている飲料水を貯めておこうと考えたのです
貯水タンクは100リットルの水を入れることができます
ギター:「みんな何リットル持ってきたの?」
ドラム:「おれ70リットル」
ベース:「わしゃ60リットル」
ボーカル:「あたしは80リットル」
ギター:「お前らアホか、タンクに入らんやないか!#」
しかたなく、それぞれの水を減らして、合計が100リットルになるようにしました。しかしながら、どうも物足りないというか、せっかく大量の水があるのに、わざわざ減らすのが不満ありありな4人ですw
…というのが、初心者がミックスをして、最初にぶつかる壁やと思います。そこで、
ベース:「それなら凍らせてみたらどうだい?」
3人:「おぉっ、それは名案!たしかに凍ると体積が減るよね!」
で、4人はそれぞれ手持ちの水を凍らせてきました。しかしながら、何も考えず、ただ凍らせただけなので、やはりタンクに入りきりません。氷のカタチがいびつなのです
ドラム:「氷のカタチを整えてみたらどうかな?」
3人「おぉーっ、お前さえてるな!」
というわけで、4人の水は、無事タンクにおさめることができました。おしまいw
…てのが、音圧を上げるための基本的な概念です。ここでいう「凍らせる=圧縮する」はコンプレッサーの、「カタチを整える」は、イコライザーを筆頭に、コンプやリミッターなどの働きやと考えてもらえばOKです
おっと、超長くなりそうです。続きはまた明日!
2009/2/26
ゴール目前 音楽総合
携帯でご覧の方はごめんなさい。まずはこの、2つの「焼酎」を聴き比べてくだせぇ
こないだのん
さっき出来た仮MIX
どうでしょう?ドラムの音がカッチョよくなり、よりクリアに、全部の楽器の音が聞こえるようになりました。モコモコ感も随分取れてます
VUメーターで見ますと、この時点でピークが-0.3db、RMS(最大値と最小値の差みたいなもん)が13になってます。ピークを0dbにしてないのは、そうすると再生機器によっては音が飛ぶ可能性があるからです
『落花生』が、ピーク0db、RMSが12ですので、数値の上ではかなり近いです。あと出来ることといえば、聴感上もうちょいとドラムさんに奥へ引っ込んでいただいて、左右のギターを気持ち上げ、センターのギターの曇りを取るぐらいですか
それで微妙に音圧感は上がると思います。まぁ数値上の変化はないでしょうから、現在のスキルと、この音源で上げられるのは、そこらが限界かと思われます
というわけで、まったくの手探りから始めて、4週間目でようやくとりあえずのゴールが見えました。ぶっちゃけプロエンジニア達の作るモノとは程遠いのですけど、あの粗雑な録りの上、1日1時間しか作業に使えないわりにはよくやった、感度した!と自分を褒めておきますw
で、何をやったのかと言うと、いかに「より聞き良い」2MIXを作るか、ただそれだけです。音圧は結果として上がったような感じですわ。昨今のJ-POPにあるような、RMSが6とかいう音源を作ろうとするなら、また違うスキルが必要なんでしょうけど、わしはそんなのんに興味ないですし、これぐらいでエエです(笑
この4週間、ホンマぎょうさんのことを学びました。専門書を読みまくったり、手持ちのレコードを解析しまくったり、まぁいろいろやりました。おそらく、ちょっとした専門学校程度の知識は身に付いてると思います
それ以外にも、作業に取り組むことで、演奏やサウンドバランスへの考えも深まりました。知らんうちにやってたことでも、裏付けを得たら、またいろいろと変わってきますので
しんどいながらも、新たな血肉が増えた4週間でした
2009/2/25
緑は異なもの 日常たわごと君
1年ほど前にたまたまこの日記を発見して、以来ずっと愛読していただいてるという方から、丁寧なメールを頂きました。ネットの片隅で底辺音楽屋が細々と綴ってる日記を読み続けてくれたはるとは、なんと嬉しく、ありがたい話です。ご返信しておりますので、またお時間ありましたらご覧くださいまし
m(_ _)m
この方以外にも、時々「裏街道」や男前日記のご感想をメールでくださる方がいらっさいます。「コメント下さいよ〜」と言うと、「いやいや、なんだか恥ずかしいし、長くなりそうなので」とおっしゃる。これまた一度も会うたことがない方なので、ありがたい限りです
ネットてのは、弊害も多いのですが、見知らぬ方々とご縁をつなぐという点では、素晴らしいもんがありますね
思えばこれまで、ホンマ数多くのご縁があり、支えられてきました。今でもその縁が続いてる方もおり、また、これから先もずっと続いていくやろうという方もいてます
一方で、わずかな期間の縁でしかなかった方々も大勢いてます。反りが合わなかった、遠方へいってしまった、死別した、いろんな理由がありますが、どんだけ短い期間であっても、その縁は確実にわしの礎になってると思います
人との出会いで特に面白いのは、たとえ一瞬にせよ、その人の人生が垣間みれることです。それは、いろんなことを教えてくれます。時に反面教師であることもありますけど(笑
それらの縁も、過去、自分自身がやってきた選択の結果、生まれたものです。もしもあの時に違う道を選んでたら、たぶん今わしと一緒にいてくれる方々との縁も、無かったことでしょう
思うに縁というのは、とてもとても細い糸のようなものやないかと。お互いに繋いでいこうとすれば、それは太くなっていくかもしれない。逆に、イージーに考えたり、自分から働きかけなかったりすれば、簡単に切れたり機能不全に陥ってしまうのかもしれない。神経繊維みたいなもんですかね
WOEPとしても、現在制作中の音源が仕上がりましたら、また新たなご縁を生むための種を蒔いていこうと考えてます。その時には、どうぞよろしく、と未来に出会うであろう方々に、先にご挨拶しておきますw
あ、今日のタイトルは「寅さん」に出てきたセリフです。字を間違えたわけやないっすよww
2009/2/24
音楽へようこそ 音楽総合
今朝方は熱でもあったのか、立て続けに夢でうなされてしまいました。まぁ恐怖映画をタダで見たと思えば気にもならないのですが、寝覚めが悪いのはどうもね orz
おまけに足の裏がイテぇな、と思うてたら、いつの間にか特大のタコが出来てました。歩き過ぎですな。このタコ野郎! orz
みなさま、健康には十分ご留意くださいませ(涙
さてさて
近頃わしの周辺では、ええ年齢になってから楽器を始めた、という人が増えてます。エエですね、素晴らしいことです。どんどんやっちゃって下さい
よく言われることですが、なにもプロだけが音楽をやってエエわけではありません。日常の楽しみやスパイスとして、いわゆる趣味としての楽器演奏も、あって然るべきやと思います。というか、むしろそっちが多くなってほしいと願う今日この頃
ん?時々「クソバンドどもめが!」て批判してるやないか、でしと?はっはっは、たしかに(笑
勘違いしてる連中や、クソ音楽でゼニ取ってる連中は、今後も批判していくでしょう。でも、楽しみというスタンスでやってる方々を批判する理由は、まったくありませんよ
でね、趣味のはずやのに、演奏を失敗して悔しがったり、練習不足な自分に落ち込んだり、はたまた上手い連中の演奏を参考にしようとしてワケわからなくなったりと、その純粋な姿勢がね、見てて「エエなぁ〜」と思うのです
中途半端な音楽屋連中に見習わしてやりたいっすw
たぶん、「楽器をやってみたい」と思うてる人は、潜在的には多いと思うのです。ただ、時間がないとか、今からやっても遅いからとか、そういう理由で避けてるんやないでしょかね
ノンノンノン
別に下手でもええやない。時間かかってもええやない。聴くだけやなく、自分自身でも音楽を奏でてみたいというその気持ちが、ホンマは一番大事なんですよ
そりゃ、突き詰めていこうとすると、高度なスキルやマインドが必要になってきますし、時に批判に晒されることもあります。それでもやりたければ、たとえ趣味であっても、やればよいと思います
それでも、やはり「入口」のほうが大事です。やってみたいという想いをお持ちなら、ぜひやってみて下さい。日常に音楽がある人生は、そりゃもう楽しいもんですから
音楽は、人間が生み出した、最高の「共通語」かもしれません