2007/7/26

そこそこ  音楽総合
 
完 全 復 調 !…とまではいきませんが、どうにか声は復活しました。わーい。これでライブに間に合います。まさに帳尻合わせだけで生き延びてきたウチならではの芸当ww



梅雨が明けた途端に寝苦しい夜が続いてます。風邪っぴきのままでしたら、クーラーや扇風機もウカツに回せませんので、たぶん汗だく汁だく特盛りでウンウンいうてたことでしょう。早めに治ってよかったです




さて、みなさますでにご存知でしょうが、


■Sankei WEB:ビクターとケンウッド、統合検討開始で合意


デジタル化やら何やらの波に押されて、かつての名門オーディオメーカーは、次々と市場から姿を消していってます。山水電気しかり、赤井電機しかり(AKAIは一部復活してますが)



VHSの名門ビクターも、格下であるケンウッド(旧社名トリオ)との経営統合を余儀なくされたワケです。ちなみにケンウッドというのは、トリオ時代の海外向けブランド名。さらにちなみに、そのトリオ時代に派生したのが旧ケンソニック、のちのアキュフェーズです




それはさておき、オーディオメーカー受難の時代は続きますな。アナログ時代は、製作する職人の技能が問われましたが、デジタル時代の今日は、製造ラインもデジタル化で、いかにコストダウンするかがメインですからね



とともに、一般ユーザーが大型コンポに興味を示さなくなったのも一因でしょう。いや、コンポに、というよりも「エエ音に」と言うた方が近いかもしれません



もちろん、いまでも「エエ音で音楽を聴きたい!」と、そういうシステムを求めるユーザーもいてるのですが、その数はごく少数で、巨大化した各メーカーを支えるほどやないんですな




ま、エエ音で聴くシステムを組むには、それ相応のゼニがかかりますし、「そこまでして…」と考えるのが一般的でしょう。「それなりの音」でも十分楽しむことは出来ますもんね



「それなりの音でエエよ」というのは以前からあった傾向なんですが、デジタル化で急激に促進されたように思います。おそらくそれが、オーディオメーカー凋落の一因やないかと思います




つまり、CDというヤツです



それまでのアナログレコードは、相応の環境やシステムを整えねば「エエ音」で聴くのはキビシかったんですが、CDは違います。「そこそこ」のシステムでも、一般的には十分とされる音質で再生することが出来るからです



これにMP3が加わり、「そこそこ傾向」はさらに加速されてきてるワケです。いろんな意味でメディアが軽い分、扱いも軽くなります。LPレコードがどこ行ったんかわかれへん!という事態は少なかったんですが、CD行方不明、MP3ファイル行方不明は頻繁にあると思います




言うてみれば、中身である「音楽」の扱いも軽くなってきとるのですな。あ、それでつながった。オーディオもCDの売上も落ちてる一方ですし、音楽自体もネタ切れになりつつあるこの流れは、「そこそこ」が蔓延した結果なのでしょう



少なからず音楽に携わる者としましては、これはカナシイことです。音楽は、記憶に残り歌い継がれるのやなく、ただ消費されるだけのブツに成り下がってしもとるからです。「時代とともに歌がある」なんてのは、もう昔の話になってしまうんですかねー





しかしながら、さして強烈な興味もない方々が、常に「そこそこ以上」を求めるかというと、そんなことはまずありません。せいぜい必要にかられてか、一時のブームに乗った時ぐらいでしょう



たとえば、わしはTV見ないっ子なので、映像関係にまるで興味がありません。高解像度のTVが欲しいとも思いませんし、「映ればエエ」程度の考えしかないです。ギターに興味が無いヒトに、「これはエエギターやで」と数十万のブツを勧めても、まぁ買いませんわな



消費材である以上、そういう扱いになるのはやむをえないのかもしれません。OSで付加価値を吊り上げていってるパソコンも、間もなく「そこそこ」で頭打ちになるでしょう。携帯電話も言うてる間にそうなります




さて、「そこそこ」の行き着く先は?


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