2006/9/25
どっちがどうdeショー よみもの
コミックバンチ

そこに「コンシェルジュ」というホテルスタッフの漫画が連載されていましてね。普段は、まぁよくある「ホテルもの」な内容なのですが、先週発売された号(No.257)に載っていたモノには、ちょっと驚かされました
【あらすじ】
無農薬野菜を至上とするベテラン漫画家と、その傲慢さを批判する若手漫画家。ホテル内でイザコザがあったことから、スタッフが仲介に乗り出す。料理で和解してもらおうと、コンシェルジュが出したものは「無農薬野菜」。ところが…
次号につづく。
あ、うそですwww
何に驚かされたのかと言いますと、その「無農薬野菜」についての描写に、です。みなさんの多くは、無農薬野菜と聞くと「安全」で「おいしい」というイメージを抱かれることでしょう。虫食いの痕がある野菜は、「虫が好んで食べるほどおいしい」といわれてたりしますもんね。いや、実はわしもそう思ってました
しかしながら、この漫画によりますと
無農薬野菜は危険らしいのです
いくつかの野菜が例に挙がっています。たとえばトウモロコシは、虫害を受けるとカビの感染を受け、そのカビは「アフラトキシン」等の猛毒を生成する、とか。※アフラトキシンは最強の天然発がん物質といわれており、毒性はダイオキシンの10倍以上とされています(本文より)
農薬は、それら虫害や病害を防ぎ、味を最大限に引き出す助力をしているのやとか。ふぅむ、なるほど…
最も驚かされたのが、無農薬栽培された虫食いキャベツの例でした。外敵に対して、追い払うことも逃げることも出来ない植物は、自分の体内で自然の農薬のような物質を自家生成しており、その量と毒性は残留農薬の比ではないのだ、というくだりには、思わず
まーじーかーよー orz
となりました。農薬を使えば、ある程度コレの生成を抑えられるらしいのですが、それでも虫害を受けると、さらに大量の農薬様物質を自家生成するようなのです
つまり、「虫食い野菜=デンジャラス」ということでしょうな。おーこわ
ま、この内容をすべて真に受けるかどうか、それは読者に委ねられるのでしょう。とりあえず、ネット上にある意見を見て回ったのですが、「無農薬至上派」と「そうとも言えないよ派」にわかれていました
無農薬(厳密には「減農薬」)至上主義な方々は、残留農薬による危険性を訴えておられます。たしかに、農薬にはよろしくないイメージがつきまといますし、実際に発がん性だけでなく、それによる各種のアレルギー症状で苦しんでおられる方も大勢いらっしゃると聞きます
ただ、みんながみんな、無農薬野菜を口にできるワケではありませんし、栽培できる環境も限られています。さらに、無農薬を謳っていながら「実は農薬漬け」という野菜もあります。こうなってくると、何がホンマなのか、アタマを抱えてしまいます
情報に惑わされ、カタチを追うばかりに本質を見失ってしまうようなことは、避けたいものです。やっぱ、いろいろ勉強しろゆうコトでしょな。はああ(ため息
