2006/1/24

日本ちんぼ  つ  よみもの
 
週刊ビッグコミックスピリッツで、昨年末から「日本沈没」のマンガ版が連載されている。原作とは登場人物の設定がずいぶん違うんやけど(主人公がスーパーマン的に描かれてるのが気に入らん、玲子はエロキャラじゃなくちゃヤダwwなど)、しばらくは読んでいこうと思います。


原作は、もちろん小松左京氏によるもの。氏はこの他に「首都消失」や「さよならジュピター」などの作品も書いたはる。どれもスリリングやけど、衝撃度では「日本沈没」がダントツやないかなぁ。


もう手元にはないけど、わしもかなり読み返しました。専門用語や科学的な描写も多いので、ガキが読むにはちょいとツラかったんやけど、そこは


「わからん言葉とか読まれへん漢字は飛ばしたらエエんや。ニュアンスよニュアンス」byパンチ兄貴


でクリアww


しかし、そんなことせんでも、ジワジワと迫り来る恐怖感が、ガキにも読み進めさせてくれました。いまでもエエ作品やと思います。


全体的に重い空気が支配してるんやけど、特にラストが悲愴やった。読んでへん方にはネタバレすんませんが、まぁかいつまんで書きますと


巨大地震による崩壊に巻き込まれた主人公は、片手片足を失いながらも、なんとか救出される。生死の境をさまよいながら、やがて意識が回復する。

そうか、おれは助かったのか…

そして、自分の寝ている床がひどく揺れていることに気付き、かたわらの女性に話しかける。

「ひどく揺れるな。まぁ黒潮の上だからしかたがないな」

女性は涙目で「ええ」と答える。南方の港に着くまでまた眠るよと、主人公は再び目を閉じる。

しかし、主人公が乗っていたのは南方に向かった脱出船ではなく、極寒の地を走るシベリア鉄道だったのだ。(完)



当時はまだ「旧ソ連」の時代で、しかもシベリア抑留の記憶を持った世代も現役やった頃。そう考えると、このラストシーンの悲愴さがわかる。


小松氏は当時の「あとがき」で、「続編として、日本民族流浪編も書こうと思うてたが、やっぱやめた」と記してた。書かんでエかったと思いますよマジで。


余談ですが、筒井康隆氏が「日本以外全部沈没」という、おバカなパロディ短編を書いています。出来は中途半端な感じですが、氏らしい毒があって、まぁまぁ面白いです。



実際のところ、日本全体が沈没するような地震は、たぶん生きてるうちには起こらないと思います(断言はできひんけど:汗)。それ以前に



人 心 沈 没



していってるような感が大アリなんですが。


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